幸せを呼ぶセルクラースの像。一応さわっておく。
ヨーロッパ美声青年を堪能したところで夕食である。さすがに４日目ともなれば色々なところに挑戦してたくなる。しぶももはレストランが多い、王の家の裏側にある小さな路地に行くことにした。ほんとうに食べるところだらけだ。コンビニとかレンタルビデオ屋、ましてやカラオケBOXなど影も形も見せない（ゲームセンターはあった）。しぜん、夕食の時間は店同士が客引きの激戦状態に突入する。
オープンカフェ形式のくだけた店が多い。１軒「日本語メニュー在ります」とヘタな字で書かれた紙が張られていた。「おきゃくさーん、ニホン人ねー、日本語メニューあるよー、安いよー、だいじょーぶ！」という感じのケーハクなウェイターだったのでその店はやめて（笑）、写真付きのメニューを展示していたレストランに入った。後で調べると「シェ・レオン」(Chez Leon)というムール貝料理が有名な老舗シーフード･レストランだった。値段もお得(^＿^)。ちなみに中に写真付きの日本語メニューもあった。さて頼んだセット･メニューではトマト･オ･クルベット（トマトの中をくり抜き、中に小海老が詰まっている）＋ビールをグラスで１杯＋ムール貝1Kg。（←ホント）想像もつかない。単品では650g盛りもあったが、セットでは1Kgしかなかった。パンは頼まなくても付いてくる。日本での水のようなものだ。ビールはStella ArtoisというPRIMUSと同じく大衆ビール。ブリュッセルではこちらのほうがメジャーらしい。日本でも購入可能か分からないが飲むことはできる。味が薄く、かといってドライみたいな切れ味があるわけでもなく、どっちを飲むかといったら、私は名前に関係なく（笑）PRIMUSを選ぶ。問題のムール貝のワイン蒸しは鍋に入ってきた（←ホント）。これも香味野菜がかなりきいている。野菜が日本より新鮮なのか香りもきつい。野菜嫌いの人はだめかも？
なぁんだ、1Kgなんて結構少ないじゃん。貝殻があるから身だけだときっと少ないんだね。となりのおじさんもラクラク食べてるよ。ワインのおかわりまでしてるし。
トマトのサラダが結構おなかにたまるね。エビかな。パンもうたべちゃった。あれ･･･頼んでないのにパンのおかわりが来てしまった。(^＿^;)
はふー、おなかいっぱい。ちょっと食べ過ぎたかなぁ。あれ･･･頼んでないのにムール貝のおかわりが来てしまった。しかも鍋いっぱい（Ｔ＿Ｔ）。
やはり1Kgの山は険しく、ちょっとだけ食べて降参。隣にいた老夫婦に「またか、観光客はこれだからねー」という感じで笑われてれてしまった。ウェイターに「全部食べれなくてごめんなさい。おなかいっぱいです」といったら「全部食べなくても値段は同じ、大丈夫」と言われてしまった。罰金を取る店があるのか？
おなかが膨れて苦しいのでホテルに帰って休む(^＿^;)。横になってＶＴＭの音楽番組を見ていた。日本のベスト・テンのような構成で、垢抜けないねえちゃんと軽薄そうなにいちゃんが司会だ。ある意味でとても凄い番組だった。
まず「人気俳優がちょっと歌ってみたら売れちゃいました」的男性歌手の「My Way」、「ブルース･ブラザース目指したけど、これが俺色だぜ」的グループEDJE SKA。このグループ、しぶがめちゃくちゃ受けまくってて、もう「EDJE SKA」と呟くだけで幸せになれる状態だった。ルックスはやはりブルース･ブラザースのように黒のサングラスを掛け、２０年前のヤクザのような服を着ている。リーダーらしき太った男がVo.で、突風に向かって走り込むようなヘンなステップで踊り、腕を振り回す。何だかよう分からん(^_^;)。あんたらアラジンか？５位で司会のにいちゃんが歌い始めた。歌手だったのか。中村雅俊のような曲であった。
ACE OF BASE（ホッ）がゲストででた後の１位がこれまた凄かった。 ANGEのコスプレのようなおじさんやおばさんが登場し、アニメソングのような歌を歌い、ときにシアトリカルな要素も入る。マジか？本気か？一瞬本当にクリスチャン･デカンかと思ったぞ。(*4)きっと「ポケモン数え歌」のようなものをキャラクターが歌っているんだろう。しかし･･･なんでそれが１位なんだよ〜〜〜(T_T)
テレビ局の名前からしてふざけている。まさかＭＴＶをひっくり返しただけじゃないだろうなー。明日は観光最終日。列車にのってブルージュ(Brugge)に行く予定。晴れるといいな。
