くむーる&ぬむるす米国漫遊記



(1日目)
6月3日(金)

(続き・・・前夜祭)


 少し汗をかいたので、シャワーを浴びて(洗面器の水栓金具を直して)からホテル裏の中華レストランへ行った。Philadelphiaの教訓を忘れずに「アメリカでは一皿を二人でシェアリング」を心掛ける。Hot Tea(緑茶?)とエビチャーハン1皿とミニサラダ2皿を注文した・・・・。しまった、まじかよ、ミニサラダが全然ミニじゃないよ。日本の3人分くらいあるじゃんか(汗)。しかしチャーハンがエビたっぷりで本当に美味しかった!日本人だと分かるとお箸を用意してくれるし、会計時にはアーモンドクッキーとフォーチュンクッキー(紙ナシ)をおまけしてくれた。ミニサラダは一皿にして、また明日も来ようと共に心に誓う。海外で食事に迷ったときはやっぱり中華かカレーだね!
 食べ終わった後、さっきの雑貨屋に戻って、寝る前用のビールを購入。これからパーティーをするらしき高校生の団体が前にいて、一向に会計が進まず少しイライラした。

 ホテルのBallroom(宴会場?)で夜の9時からCalProgの前夜祭として、LA Underscoreのライブが開かれる予定になっている。特にチケットなどを申し込んではいなかったが、行けば何とかなるだろうと思ってBallroomへ行ってみた。
 入り口付近では、ライブ前にCalProgのPatronチケット特典のパーティーに参加していたであろうミュージシャンやProg Rockファンが立ち話をしていた。一群の中にTomas BodinやJonas Reingoldの姿を見つけたので声を掛けてみた。去年スウェーデンまでライブを観に行ったヴァカを覚えてくれていて(嬉)、新加入のMarcus Liliequistを紹介してもらった。おぉ、写真通りの爽やかイケメンですぞ。しかもスゲー背が高い。どんなドラムを聴かせてくれるのか明日が楽しみだ。Tomasに日本のThe Flower Kingsファン・クラブのインタビューとGlenn Hughesのオフィシャル・サイトに掲載されたインタビューをプリントアウトした紙を渡すと、けっこう嬉しそうだった。Marcusに「あなたのプロフィールを色々調べたのだけど、誕生日だけが分かりません!」と尋ねたら、彼は苦笑いしながら答えてくれた。私たちよりはよっぽど喋れるだろうけど、少し英語に不慣れな感じで、日にちを言い間違えていた。16(sixteen)をスウェーデン語(Sexton)で確認すると、ちょっと感心された。ふはは。

 一人$10を払い、手首に紙バンドを巻いてもらって会場に入ると、食べ物はあらかた片づけられていて、甘そうなケーキしか残っていなかった。もうお腹はいっぱいだし(^_^;)、後で会場入口で売られているビールでも買おう。会場真ん中ほどのテーブルを観ると、Roine Stolt、Hasse FrobergとサウンドエンジニアのPetrus Konigsonが座っていた。わーい、Hasseの後ろ姿を見れるだけで幸せ〜。うっとり〜。・・・ヴァカの念力が通じたのか、こっちを向いたぞ。思い切って手を振ったら、振りかえしてくれたぞ。向こうも覚えてくれていたらしい(嬉)
・・・しばらくまた見てると、立ち上がってこっちに向かってきたぞ!
きゃぁぁぁぁ!!!!(<この時点で、頭には旦那の存在はなくなっています)

なななな、ないす・とぅー・みーちゅー・あげいん!!!握手した後何か早口で話していたが、スマン、私には全然聴き取れない。私から、今回Daniel (Gildenlow)の不参加が残念だと伝えると「でも大丈夫だよー」みたいなことを言っていた(気がする)。聞き返そうとすると、Shibuが「明日のCalProgとTampaのライブを観ます」といつものスゴイ文法の英語でHasseに話しかけた。チッ、邪魔したな。(<なにか間違えてます、この女)「旦那のKazです。」とHasseにShibuを紹介して握手。「じゃぁまた後でね」とHasseは自分の席に戻った。つーか、あの場面はファンの私からテーブルへ行くべきだったのではないだろうか(汗)。Hasse、あなたはいい人だ。「Hasseはオレより小さいね」とShibu (181cm)は言ったが、後日、二人が並ぶ機会があったのでよく見ると確かにShibuの方が背が高かった。Hasseは176〜8cmくらいかな?ちなみにHasseは素足にサンダルだった。ほっとした(笑)。(<すごくスウェーデン人の足元が気になるらしい)

LA Underscore
1.Charlie 242 〜 Master of Motion (Dreamland / Tales from Area 51)
2.(new song)
3.Alien Funk Machine (Dreamland / Tales from Area 51)
4.Get Out of My Way (Dreamland / Tales from Area 51)
5.Sloppy Jane (Dreamland / Tales from Area 51)
6.(new song)
7.Bad Day at The Clinic (L.A. Underscore)
8.Just Dreaming (from The Album "L.A. Underscore")
9.Until We Meet Again (Dreamland / Tales from Area 51)
10.Sunny Side Up (L.A. Underscore)
11.有名なRockスタンダード曲のCover。思い出せない。
12.(new song)
13.(new song)
14.Big Daddy (L.A. Underscore)
15.Bad Motor Scooter (Cover of Montrose)
16.(new song)

(Shibu)前夜祭のホテルで執り行われたParty Live。RushのTシャツを着ている人を見てアメリカに来たんだ〜と実感したり、Tears for FearsのTシャツ着ている人もいるし。TFKや後で知ったがTilesのメンバーなどがファンと親睦しながらLiveを殆どBGM状態で鑑賞。L.A. Underscoreはインスト・バンド。しかしベースの音がやたら大きく、ギターがきこえにくい。メンバーに華がない。まともに食い入るように見ている客は殆どいない。(^^; TFKのメンバーは途中から退席。彼らの琴線に触れる音ではなかったらしい。
 Live途中、彼らのCDを無料で配布していたのでゲットする。L.A. Underscoreと名乗る前のDreamlandのCDもついでに貰う。L.A. UnderscoreのミニCDは将来リリース予定の「Escape from Omaha」からの抜粋。クレジットを見るとDixie Dregs/Mahavishnu OrchestraのJerry Goodman、Kansas/Smashing PumpkinsのDavid Ragsdale、Spock's Beard/喜多郎(^^; のRyo Okumotoが参加している事が判明。彼らってお金持ちなのかな?
 カラオケと同じで演奏が終わると拍手してそれ以外は話に夢中な客の中(でも不思議と歓迎ムードで音鳴ってりゃいい?)私は日本語分かる人がいないのをいい事に緩い音だったのでJam Bandの出来損ないとか、Ds.がつまらないとか、いろいろ酷い事を言っていたような気がする。(^^; ゲストでヴァイオリン奏者が参加した辺りが最大の山場で彼に全て持って行かれちゃった気がする地味なバンドであった。後日アルバムをきいてみたらすっきりした結構良い音を出しているではないか。"Just Dreaming"、Dreamlandの"Charlie 242 〜 Master of Motion"なんか良い曲だ。
 途中、ノリノリだった酔っぱらいのおっさんがバンド名は何だ?と聞いてきた。おいおいバンド名を知らないで$10払って来ているのかよ。流石アメリカだね。(^^;
 東洋人が珍しいのか気軽におっさんがワシに話しかけてくる。お前はどこからやって来たのかとか、TFKはきいたことがあるのか?とか明日はTFKに行くのか云々。Stoltシングル見せて相手をビックリさせてみる。(^^; 集中してLive見られやしない。流石みんなフレンドリーなアメリカ人。(笑)

(もも)g.×2、b. ds. key. vln.の6人編成。元々ライブ用の音響設備ではないため、ギターが聴きづらく、ベースがボコボコしていた。
 ハードプログレと言うんでしょうか。それなりに音はハードで、それなりに展開があり、それなりにメロディアスなんですけど・・・今ひとつ残る物がないです(^_^;)。まさにパーティーで聞き流すには心地良い類の音楽だったと思います。目玉は最後に登場した赤いネオン輝くヴァイオリンではなかったかと。

 途中、退屈になってきたので外の売店でコロナビールを買ってみた。冷えすぎて味がない(-_-)。バンドの身内関係者以外の人はちょっと飽きてきた感じで頻繁に会場を出たり入ったりしていた。そういやTomasがさっき会場に入ってきて、Hasseと少し話した後すぐ出たっきりで、JonasとMarcusは見掛けない。前のパーティーで疲れたんだろうか。あ。今の内にファンジンを渡しておこう!Shibuに「ちょっと部屋に行ってくる」と言って、急いで自室へ向かった。エレベーターで6Fまで昇り、自室まで駆けていくと、途中Roineが部屋から出てくるところを偶然目撃した。おお、同じ階だったのか。すれ違ったのがあまりに一瞬だったので、声は掛けられなかった。ファンジン6号が入った封筒を抱えて下に戻るとTomasを見つけたので、彼に手渡したすと、Tomasはその場でパラパラとファンジンを見始めた。緊張する。「この写真いいね」と34ページの中央の写真を指さした。良かったですねぇ、やよいさん。写真の選別は自分がやったので、レイアウターとしてもちょっと嬉しい。


初恋の相手と共に
(かどうかは分からない)

 ようやくバンドの演奏が終わり、会場を後にする。Tomas、Jonas、MarcusとPetrus、もう一人スタッフらしき男性がロビーのソファーで和んでいたので、日本から持ってきたCDのブックレットにサインを貰うことにした。今回はJonas関係の作品が多い。中でもReingoldの真ん中の写真(画像左)にはどう反応するのか、私らは楽しみにしていたのだが、なんということもなく「おー俺こんなアルバム出してたんだぜー」とMarcusに普通に見せびらかしていた。Sweden Bass Orchestraのスリーブを出して「このアルバム好きですよ」と言うと、ちょっと嬉しそうだったな。日本盤と外国盤ではスリーブの仕様が違うMidnight Sunのファーストを見せると「昔のアルバムだねー」と言っていた。もう過去のバンドなんだなぁ。日本盤のスリーブには各メンバーのプロフィールが書かれているのだが、Jonasにどうしても突っ込みたい項目があった。

趣味:テニス、インディアン

 「インディアンって何よ!?」とJonas本人に問いただしたところ「インディアン?何それ?!違うよ!」と大笑いしていた。本当は何だったんだろう(^_^;)?他にも「以前の職業:農業」と言うのもあったのだが、英語が通じなかった。でも"Farmer"と言って「Studio?」と聞き返していたので、これも何かの誤訳だと考えられる。でも「初恋:俺のベース」は本気らしい。どなたかさらなる追及をよろしく。
 Tomasからは「Adam & Eve」とソロ「Sonic Boulevard」のブックレットにサインを戴いた。いつもサインと共に描く顔について「これ誰?」と訊くと「わかんない。Happy Faceさ」と答えが返ってきた。もしかしてMr.Hopeなのかな?

明日は朝からプログレ、CalProgである。

今日のビール:Corona、King Cobra Guranteed(軽めの黒ビールで割といける)




Los Angeles

Tampa

Chicago

TOP

6/3

6/3(夜)

6/4-1

6/4-2

6/5

6/6

6/7

6/8

6/9

6/10