くむーる&ぬむるすレイクサイド旅行記



(4日目)
8月15日

 7時起床。昨日の夜の雨が嘘のように晴れている。フライトも順調だといいなぁ。

 朝食を軽く頂いてから空港へ向かった。Donelson Pikeを走るのもこれが最後。もう迷うことはないだろう、と思ったら、レンタカーに行くところで迷った(爆)。空港にはレンタカー会社が5社ほど入っていて、他の会社の駐車場へ入ろうとしてしまった(^_^;。空港をもう一周してHertzの駐車場へ。Dark Horseへ行く際にかなりの悪路を走ったにもかかわらず、特に文句を言われず返却。今回はガソリンを容量の3/4使うくらい走りたおしたし、ガススタンドへ行く手間もいらないことから、買い取りにして正解だったと思う。テキサスでもこれでいこう。

 チェックインの為にコンティネンタル航空のカウンターへ行った。搭乗券を見ると予定していた便の1便前になっている。今Nashvilleは快晴だが、Houstonはかなり荒れていて、飛行機が予定時刻に来るか分からない。でも一応チェックインはしておくから、時間には気を付けてくれとか何とか(かなり意訳)。日本でHoustonの週間天気予報をしぶが調べてくれて、そこでも確かに良い予報は書かれていなかった。2回連続で雨の野外ライブはちょっと嫌だなぁ・・・。とりあえず指定されたゲートへ向かった。ここでも厳しい荷物チェックが行われていた。

 で。結局当初の予定と同じくらいの時間の便になった。万一他の空港に振り替え輸送でもされたらどうしようかと思ったが、一応Houstonへは飛んでくれるようだ。前の便を予約していた搭乗客と一緒に乗り込むことになった。フライトスケジュールが狂っているのは本当みたい。

 この飛行機は今まで乗った飛行機の中で一番小さかった。客席は3列。アテンダントはジョセフさん(仮名ではない)1人。この人、離陸と着陸体制以外の約2時間、ほとんどお客と話しているくらいおしゃべりさん。全体へのアナウンスでは観客の笑いを取っていた。喋りすぎで上司に怒られたことが何回もあると思う(笑)。


飛行機から空を見る。Test For Echoみたい

 警戒していた程揺れなかったが、Houston空港上を何度か旋回してる内にももは飛行機酔いしてきた。うげ。

 ゲートに出てきたところにすぐ食べ物屋がある。さすがアメリカ。しかし荷物を受け取って到着ロビーに出たら、珍しくなにもない。レンタカー会社のカウンターもない。「Car Rental」の看板通りに行ったら外に出てしまった。はてな??HoustonのGeorge Bush 国際空港は4つのターミナルに分かれている上に、レンタカー会社はさらに離れた場所にあるのだ。空港を巡回するレンタカー会社のバスに乗らないとレンタカーの事務所まで辿り着けなないことに気付くまで、ターミナルB内をうろうろしてしまった。
 Hertzのバスを捕まえて乗り込む。バスから外を眺めて、他のターミナルへの道程で空港全体が工事中らしいことが分かった。12日の破壊的な手荷物受取所の状況を思い出せば、それはとても良いことだと思う(^_^;)。

 今度のHertzの担当者は浅黒い肌の美人さん。英語は比較的聞き取りやすく、保険もガソリンもNashvilleほど手間を掛けず手続きを済ませることが出来た。あとは外で車を待つだけ・・・。私たちの前に手続きを終えた中年女性の自動車が入ってきた。一度私たちの前を通り過ぎてからバックして、あ、縁石を乗り越えて(汗)、建物に衝突寸前でストップした。中年女性の表情が不安そうだ(^_^;)。しぶもも用の車はFord社のFocusと伝票に書かれているが、なかなか来ない。10分くらい待たされてやっと・・・あ、縁石にぶつけてストップした(汗)。この会社はそういう規定なのか?
 タバコ臭い車内に気分を悪くしつつ(怒)、レンタカー会社の駐車場を出て、空港の真ん中を通るJFK Blvdを探す。Houstonの地図はレンタカー会社にもらったおおざっぱなものと、三省堂で買ってきたもう少し詳しいもの2種類が手元にあった。大きい道はこれで把握できるし、今日から泊まる予定のDays InnはGreenspointというショッピングモールに近いことも分かっている。お気軽に構えていたのが間違いであった。

 なんかわからないけど、えらい大きい通りに出たぞ。えーと、JFK Memorial・・・?そんな名前だったっけ?でも多分合ってると思う。OK、OK。その後は8号線を右に入って・・・入り損ねた?隣の高速だよねぇ?方向は合ってると思うけど・・・あれ?い、今Hardy Toll Roadを渡ったんだよね。OK、OK。その後は・・・・

わかんない(滝汗)

 大雨の中、かなりのスピード(100km/h近く)でどうにかここまで走ってきたが、どうもこのGreens Point、予想以上にデカイショッピングモール(というか、街)だったようで、ホテルの近くまで来ていることは確かだが、細かい道がまったく分からない。困った・・・。とりあえず何の店の駐車場だかわからないけど車を止めて、地図で再検討。やはり手持ちの地図ではこれ以上の探索は無理と考え、とりあえずショッピングモールらしき建物で食べ物と地図を調達することにした。

 私は似たような場所としては船橋のららぽーと位しか思い出せないのだが、とにかくデカイ。でかすぎて何がどこにあるのかがさっぱり分からない。ウロウロ歩いているとフードコート、その先のブロックに総合案内所みたいなカウンターを発見した。とりあえず今どこなのかを聞いてみよう。
 カウンターに並べられているパンフや地図を眺めていると「どうしたの?何か用?」とおばさんが話しかけてきた。「うちらココに行きたいんですけど、今どこですか?」と
Days Innの住所と地図を見せると、おばさんは地図にDays Innの場所と行き先を教えてくれた。おお!かなり近くまで来ていたんだ!お礼を言って、フードコートで食事をすることにした。よかった〜安心しないと食事も喉に通らないもんね。ここでは中華っぽい料理を食べたが、肉がやたら甘かったことしか記憶にない。
 もっと詳しい地図を買っておこうという話になり、本屋を探す、がよく分からない。先ほどの総合案内所でモールの地図を貰ってから本屋を目指す。大きいの、小さいの合わせて100近い店舗が入っているらしいが、閉店しているスペースもチラホラ。ほぼ店の端に行ったところで本屋をようやく発見。Houston市内と、明日のライブ会場があるThe Woodlandsが載っている地図2冊を購入。余談だが、日本風マンガの描き方のテキストがあり、デッサンが狂いまくりでかなり笑えるシロモノだった。今時小学生でもそんな絵を描かんぞ(^_^;)。ドイツでもジャパアニメーションやマンガ風の絵が流行っているという。でも世界中が同じような絵柄のマンガを描いても面白くないと思うなぁ。

 外は相変わらずの雨だが、もうすぐホテルだから気にしない。急いで車に乗り込み、先ほど教えてもらった道を行く。おお!看板が見えた!その看板の足元には建物があるにはあったが・・・小さすぎないか?一応車を止めて確認してみるが、ドアには鍵がかかってるし。???しぶが裏に回ってみると、少し離れた場所にDays Innの看板を掲げたレンガタイルの建物を見つけた。なんだよぅ、あっちじゃん(^_^;)。ホテルにしては小さすぎると思ったのよ。道路は一方通行なので、一旦他の道を廻ってから、あちらの方へはいる道へ・・・

←赤い矢印が車の進行方向。この看板を見たら足元の白い建物がホテルだと思うだろうよ、設計者よ

入れない(半泣き)

 先ほど購入した地図を頼りにしらみつぶしに周辺を走ったが、Days Innに至る道は一向に見つからなかった。蜃気楼なのか、アレは。近くなのは確かなのだ。しかし茂みや樹木が視界を遮り、雨がさらに視界を悪くする。Greens Pointと道路を挟んで隣にある別のショッピングモールの駐車場に車を停め、途方に暮れる。いったい何なの?
 車より歩いて探した方がいいかも、としぶが車を出たとき、ももがレンガタイルの建物に気が付く。今我々が居る駐車場の隣にあるまた別のショッピングモールの駐車場を突っ切る形で行けそうな感じだ。車が通れるだけの道幅もある。ためらうしぶを無理矢理運転させるもも。かなりヤケである。結果は。

 正解。(万歳)

 図解しないと分からないが、これはちょっとイジワルである。アメリカ人でも一度で辿り着けないと思うよ。
悔しいのでココで解説する。

 フロントではおねーちゃんの長電話で待たされる。フロントの格好の時間を表示する時計は、なぜか東京の時計だけ止まったままで、印象悪い。部屋は標準的なツインルーム。Ramada Innの方がキレイだったな。濡れた服を着替え、しぶは疲労困憊で眠ってしまい、ももは靴下などの洗濯と日記の整理。本当は今日、WoodlandsでYesのライブがあったのだ。会場の下見ついでに行ってみようか、と話していたのだけど、疲労と天候を考え見送ることにした。ちょっと残念だが、本命の前に倒れてしまったら笑えない。余った時間はDiscovery Channelで暇つぶし。夜の8時をまわって、Greens Pointのフードコートへ夕飯を食べに行った。

 これまでずっと1皿をシェアして食べてきたのだが、今回は一人一皿に挑戦。テキサスはケイジャン料理というのがウマイとガイドブックで読んだので、先ほどのフードコートで見つけたケイジャン料理の店をチョイス。これでもかと言うほどの山盛りで肉をよそられる。
 しぶが頼んだ牛肉の薄切りのはスパイスが利いてて、甘くなくて美味しかった。ももが頼んだジャンバラヤみたいなご飯もGood。しかし山盛りの甘い肉の量には降参。本当にコレ、一人分なの??(周りを見る・・・みんな食べてるな・・・(^_^;))


お皿は直径24センチ程度。
ジュースのサイズは日本のLLサイズ。
何か間違えてるよ、この量。

 ホテルには日本のようにビールの自販機などはない。先ほどのモールにも、お菓子は売っていたがアルコールは一切なかった(フードコートの一部だけは売られていた)。帰りに近くのガススタンドに入り、歯磨き粉とビール、飲料水を買う。日本で言うコンビニ感覚でGSは使える。レジのおじさんにスペイン語訛りで「あんた日本人かい?」など聞かれる。デージン?何だそれ?しぶがDays Innのことだと気づき「そうそう、Days Inn」と答える。アルコールを買ったのに、珍しくIDを見せないで済んだ。
 危なっかしいレンタカー、広大すぎる駐車場(郊外のパチンコ屋の駐車場を想像して欲しい)、いい加減なGS、よく分からない看板。この日の合い言葉は「テキサスの考えることはわからねぇ」。テキサス仕様に翻弄された一日だった。

今日のビール:
Old English モルト100% アメリカビールのわりにはちゃんと麦の味がした。


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入国 Nashville Picnic RUSH !! Rainy Houston RUSH !! 帰国