アメリカン・ゴールデンコンビ(爆) |
昨日デニーズから帰ってきたのは1時近く。すぐベッドに倒れ込んだが、しぶももはどちらもやたらのどが渇いて、何度も夜中に起き出しては水を飲んでいた。そのせいだろうか、今日の予定では9時くらいに起きて、コンサート会場まで下見に行く予定だったのに、起きたら昼の12時近くだった!うおぉ。ホテルの朝食は付いてるかどうか知らないけど、とっくに終わってるだろうし、とりあえず急いで顔を洗って、隣のデニーズに食事に行った。
テネシー(メンフィス)と言えばこの人。今年は没後25周年。 |
席は昨日と同じ、店の奥の禁煙席。メアリさん(仮名)は夜勤の人らしく、姿は見えなかった。今日はおばちゃんウェイトレス、ジョディさん(仮名)だ。とりあえずコーヒーだけ頼み、メニュー検討にはいると、昨日見たメニューと変わっていた。昼用と、朝・夜軽食用の2種類あって、軽食用にはスープがなかったっということだな。今日のスープ(ブロッコリーのクリームスープ)2つと、Original
Grand Slumなるソーセージ+ベーコン+パンケーキ+目玉焼きのセットを頼んだ。当時OGSとサイドメニュー(ハッシュドポテトかフライドポテト)がついたセットが特別価格で提供されていたのだが、かたくなに「この皿のモノだけでいいです!」と必死にアピール。「本当に足りるのかしら?」という顔をしてジョディさんは厨房へ行った。少しして、「今日のスープは・・・」となにか話しかけられるがよく分からず、黙って聞いていると、スープのテイスティングをするかどうか尋ねてきたらしかった。アメリカはテイスティングもさせてくれるのか。分からないことばかりだ。 「私がしても良いかしら。ちょっと待っててね・・・・・(しばし待つ)・・・うん、美味しいわよ。」とご満悦のジョディさん。程なくスープがテーブルに運ばれてきた。・・・・味がないよ(-_-;)。テーブルに置いてある塩を生まれて初めて有効活用させてもらった。2振りくらいするとまぁまぁの味になった。 |
腹ごしらえを済ませた後、一度部屋に帰って身支度を整えて、ホテルの自動販売機で飲み物を購入し(これ、大事)ようやく明日のライブ会場であるAmsouth Amphitheaterに向かうべく車に乗り込んだ。気温は日本ほど高くないが、日差しが強い。車の中が猛烈な暑さになっていた。
Citysearchの地図に寄れば、ホテルからAmphitheaterまで14分。アメリカは120Km/hで走っても追い抜かれてしまうくらい、みんなガンガン飛ばすので、しぶの運転ならばもう少し時間はかかるだろう。地図で見る限りは道も簡単そうだ。ホテルがある155号からAmphitheaterがある41号に乗り換える出口もちゃんと分かったし。降りたら左折だよ、させ・・・あぁぁぁぁ右にしか曲がれない!?なんだこの道はぁ(汗)。またしても会場方面と逆の方向に爆走するしぶももの車(笑・いやちがう)。幸い、自分の位置は把握しているのですぐに軌道修正は出来たが、あの出口はどうすれば左に曲がれるんだろう・・・謎だ。
41号に乗れたら後はまっすぐ行くだけ。空港の中を突っ切る道路なので、周りは広々、空が広い。Hobsons Pikeと交差したらすぐ右側に会場が見えるはずだ。ならべく右寄りに走ればいいよね。右、右・・・あぁぁぁ、右折専用車線に入っちゃった(爆)。広い幹線道路では、交差点ごとに右折、左折(たまにUターン)専用車線が設けられている。あらかじめ分かっていればとてもスムーズに運転できるが、なにせ初めての土地。標識は分かりづらいしスピードもあるので、そんなもの見てられない状態のしぶは右に曲がらざるを得なかった。どこ曲がってんだよぅ(笑)。郵便局の駐車場を利用してUターン、再び41号に戻る。
右寄りにいるとキケンだから、ならべく真ん中に居ようとしても、かなりのスピードを出さなければならないので、それも少し怖い。大きめの道に交差するところだけ気を付けて、まっすぐまっすぐ。山の中にあるらしく、遠くに見える坂道の勾配は結構大きい。
ストリート表示に目を凝らし、Hobsons Pikeを過ぎたことを確認すると、すぐに会場が見えた!駐車場の入口は交差点から近すぎて、油断をして通り過ぎてしまったが(笑)、先にあったもう一つの入口から進入。ただただ広い。ここに来た目的は、道路の下見もあるが、Box Officeでネット予約をしたチケットを引き取ることにもあった。うろうろ駐車場を彷徨っていると、会場の入口近くにBox Officeを見つけた。しかし中には誰もいなかったので、職員が戻ってくるまで勝手に会場に入って見学した。
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ステージはあそこらしい |
整備のおじさんに「何してる?」と訝しげに聞かれたので「Box Officeはどこですか」と探しているフリをして、早々に退散。先ほどの入口近くに戻ると、今度は職員が居た。
窓口にネット予約確認番号、パスポート、クレジットカードを見せるだけでOK。特に難しいことも聞かれなかった。無事にRushのチケットをゲット!!あとはドタン場のキャンセルがないことを祈るだけだ!!この時点で今日の目的は終了。さてどうしよう。遅く起きたとはいえ、まだ3時。ここは出発前日に思いついたオプショナルツアーに行くしかあるまい。
NashvilleといえばRCAレコードスタジオやロックの殿堂博物館、ミュージック・ロウなどなどオールディーズやカントリー音楽が好きな人にはたまらない土地だ。そんなNashvilleに実はプログレファンが行ってみたくなる場所がある。Transatlanticが2nd「Bridge Across Forever」を録音したDark Horseだ。ネットで検索すると、なかなか優雅な場所であることが分かった。ただ一つ、不安なのは私たちが持っている地図の端も端、途中で道が切れてしまった辺りに立っているらしいこと。ちゃんと辿り着けるだろうか(^_^;;;。41号を戻る方向に走り、途中254号を左折したらしばらく直進だ。向こうの山の方が霞んで見える。きっと雨が降っているのだろう。どうやら私たちはあの山の中に行くらしい。案の定走り続けていると、雨が降り出してきた。
間違いなく、標識もありました。 |
10分ほどの激しい雨にふられ、まだまっすぐ。周りは段々人家が少なくなってきて、代わりに牧場が多くなっていた。ももは3ヶ月だけ大学のオープンセミナーで英会話を習っていたのだが、講師のデボラ先生が「テネシーは馬がステキなのよ!!」と力説していたのを思い出した。普段馬を見る機会などないももはなぜか「うまだ!うま!」と興奮してしまった。ちなみに牛もいたよ。 30分くらい254号を走った辺りで431号に入り、微妙に右に曲がって旧道の46号へ。あとはOld Chalrotte Pikeの標識を見つけるだけだ。そうです、TAの曲名になってますね、この名前。牧場や林を抜けて、ようやくOld Chalrotte Pikeまでやって来た! |
Old Chalrotte Pikeは46号と交差する形であるのだが、Citysearchの地図ではこの道を右折することになっている。番地まで入れて検索したんだから間違いないだろう。右に曲がると、まさに山道。うん、ビデオでもこんなガタガタ道を走ってたよね。・・・・・あれ?該当する番地が・・・ない(汗)。見落としただけかも。もう一度さっきの交差点に戻って走り直してみよう。・・・・(ガタガタガタガタ)・・・・・・やっぱりない・・・。うーん。怪しい横道はあるんだけどなぁ。
何度目か道を行き来してみたものの、やはり該当する番地が見つからない。一度車を降りて、怪しい横道を試しに上ってみた。すると奥は車が通れるスペースはあるが、どう考えても頻繁に人が通ってるとは思えない暗さ。そんなに秘密めいた施設だっただろうか?もっと開けていて、馬も居たのになぁ。一応車で上ってみたが、あったのは寂れた別荘が一軒。Dark Horseは特徴ある様式の外観だったので間違うはずがない。ハズレだった(T_T)。
46号からOld Chalrotte Pikeに入るところは野原に面していて、錠がかかった扉がある。もしかして予約した人しか入れない扉で、この道を登った先にDark Horseはあるのだろうか・・・。だとすれば、フラッと来た私たちが入れる術はない。ココまで来て悔しいが、通りの標識の写真を撮って帰ることにした。
企画者ももはどうしても納得できず、「右じゃなくて、左に曲がってみたらどうかなぁ?」どうせ見つからないのだ、ダメモトで走ってみようと、今までのOld Chalrotte Pikeと逆方向を走ってみると、番地が近い!!このまま行けばもしかして・・・
なんだよもうもう。ちゃんとあるじゃない!ビデオで見たとおりだったじゃない!一つ勘違いしていたのは、ガタガタ道は山道ではなく、道路から駐車場へはいる小道だったこと。何はともあれ見つけられて良かった!アホのように写真を撮るしぶ。観光で来る日本人はうちらが初めてだろうなぁ(笑)。
裏では車のステレオで、デモテープらしきモノを大音量で聞いている人が居た。あの歌はNeal Morseっぽいと思うんだけど、しぶに「(Nealは)もっとのっぺりしてるよ。アレは違う。」と否定されてしまった。真相は次のソロアルバムで明らかに!?
まだホテルに帰ってマッタリするには時間が早い。興奮気味のしぶももは車に乗り込んで、無謀にも中心地まで行ってしまった。車線に翻弄されながら街に着いたのが5時くらいだったので、博物館など公共施設は閉館していた。ココまで来ると車よりは、歩いてみた方が面白そう。駐車場に車を止め($5)、地図やガイドブックで位置を確認してから観光に挑んだ。
まぁ時間が時間だったし、もともとカントリーに興味がないのであまり見るところはなかったのだが(爆)しぶがトイレに行きたくなり、お腹も空いてきたのでバーに入ることにした。Rippy's
Sokin' Bar & Grillという名前の、天窓が明るいお店だった。ビールを頼んむとデフォルトで2本来たのにはビックリした。ココのチキンサンドとコールスローはお勧めだ。いつものように一皿をシェア下のだがちょっと足りなかった。したがって一人一皿頼んでも多分大丈夫(笑)。店を出るとき、酔っぱらいのオッサンと、日本語堪能なオッサンにからかわれるが、別に不快ではなかった。でも皆さん、"Country
Road"くらいは唄えるようにしてNashvilleに行って下さい。 しぶの酔いを醒ますために議事堂や軍事博物館と、お決まりの観光スポットを散策して、雑貨屋を冷やかしがてらミネラルウォーターを買ってから帰路に就いた。 |
Rippy's Sokin' Bar & Grill店内。 Elvisとアメフト選手のグッズが一杯。 |
この帰りのドライブが、今回の旅で一番スリリングだったと思う。120km/h以上のスピードにのらなければいけないのは先ほど書いたが、出口を確認しようにも、地図だけでは完全に把握できないし、油断していると変な方向に行く車線に入ってしまうからである。もものナビゲートは怪しいし、視界は悪いし、しぶにしてみればレーシングゲームよりスリリングだったのではないだろうか。見覚えのある155号には入ったときの安堵感と言ったらもう(涙)。もう2度と街中に入らないと誓う。
ホテル近くのガススタンドでミネラルウォーターと水、パンなどを買う。TVで映画「Rock Star」を見ながらマッタリ。
明日は待望のRush公演だ!・Michelob(Lager) 色の割にはかなりさっぱり目のビール。
・O'doul's ノンアルコールビールだった(^_^;)。味はビールそのものなのに、何か変な感じだ。
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