1990〜1999 MY BEST CD21

21枚。
 それはMetallion Vol.6での「人生を変えたこの10枚」が事の発端である。Metallion側の10枚の要求に対し、CathedralのGazは自分から「20枚にしてくれ」と言いながら21枚持ってきた。その後、Metallion Vo.9にてArch EnemyのMickael Amottも21枚で対抗、そして我々も負けじと選んでみたのが以下の結果である。
 尚、選択したらやはりToo Muchなモノになってしまったので、ぶっ続けてトレースして健康を害しても、こちらには一切の責任は取りませんのであしからず。

*便宜上順位を付けていますが、ほとんどないに等しいです*


しぶ

もも

Dream Theater / Images and Words ('92)
 最高傑作は最新作。しかし、この作品があったからこそ現在の彼らがあったのだと思う。Ds.の音質だけが残念であるが、その他は演奏から楽曲から歌まで正にパーフェクト。'90sと言えばDream Theaterで決まり。
01 Kingston Wall/Tri-Logy('94)
 スリーブの意味深な図形や言葉遊びなども含め、ここには1つの宇宙があります。あらゆる要素がすごい勢いで集約し結実したとき、Petriは死んだのではなく、異なる宇宙へ行っただけなんだと思わせるサイケデリックHR最高の奇跡。
Meshuggah / Destroy Erase Improve ('95)
 圧倒的テクニックと殺人的な冷酷さが凄まじい。マシーン化したその恐るべきサウンドは他の追随を許さない。
02 A Group/Volume I('98)
 X-LS来日公演でかなりオッペケペーな人達だと思いましたが、分裂後に出てきた音楽もオッペケペーでした。ステキ!その表面にだまされず聞き込んでいくと、職人的な仕事やセンスの良さにまたときめいてしまいます。
Kingston Wall / Tri-Logy ('94)
 人間が行き着く先が見えてくるような、仙人の域に達した超人的アルバム。Petri Walliはこれを残した後、本当にこの世から消えてしまった...。'90sのサイケデリック・ハード・ロックの極み。
03 Rush/Counterparts('93)
 これ以前の作品はテクノロジーを優先させたテクニカルな曲から、人間味を大切にした比較的おとなしめのサウンドに移行していた矢先に聴かされた音だったので、「裏切られた!」とまで感じました。まさにカウンターパンチ。
Sepultura / Roots ('96)
 本能の赴くまま、ありのままの姿を吐き出した音楽。我々が忘れかけていた動物的、直感的な鋭さが結集されている。ここには、枠に囚われないRockの源流を感じる。
04 Bondage Fruit /recit('97)
 CDが出る前はライブに通ってましたので、衝撃としてはカセットの「Live At 20000V」の方が上かも。このカセットを聴き「この次は凄いことになるに違いない」と確信しました。日本のみならず、世界の90年代エクストリーム・ミュージックの金字塔。
マリア観音 / 犬死に ('95)
 孤高の存在。"漆黒界"、"刺生活"は恐いくらいに体に堪える。その後、音楽のために?宮脇氏は自殺してしまった。今の世の中信じられない事であるが、マリア観音をきくと「ありかもしれない」と思わせてしまうだけのモノがある。
05 Primus/Sailing The Seas Of Cheese('91)
 「Antipop」もなかなかハードな曲が揃っていて好きですが、あえて彼らとのファーストコンタクト作品。お経のような歌も「6歩歩いて5歩下がる」一筋縄ではいかないリズムも今となっては快感。ミクスチャーなんてお題は無用な、なんでも「これでいいのだ」的ないい加減な空気がいいのです。
Happy Family / Toscco ('97)
 現在活動休止中。非常にもったいない。宮野さんはもう8ビート弾けなくなってしまったらしいぞ。どうしてくれる!(^^;
06 Dream Theater/Images And Words('92)
 Queensrycheは自ら定義した「プログレッシヴなHM」から脱出できず、開き直ってレイドバックしちゃったが、このバンドは忍耐強かった。

Bondage Fruit / Recit ('97)
 タイトル・トラックの"レシ"。これに尽きる。延々と果てることが無く、めくるめく展開が持続の中、ランニング・ハイ状態になるように、一時期病みつきになる程、きき続けてしまう日々であった。生Liveも壮絶であった。

07 Voi Vod/The Outer Limits('93)
 よく「Crimson Child」なんて紹介されてましたが、私は一度もCrimsonっぽく聞こえたことがありません。歌詞に合わせて音楽が強引な展開をする辺りはむしろVDGGぽいかと(汗)。このアルバムのサウンドは浮遊感のあるHRです。Kingston Wallと比べると整然としていますがスペーシーな味付けが効いています。神経を逆なでするようなギターの不協和音はかなり計算されたサウンドで、「よくこんな音まで」と思わせます。Dream Theaterが比較的テクニカルな実験を重ねたバンドならば、Voi Vodはコンセプト主義を磨きに磨き、この作品で頂点に達しました。90年代裏プログレHRの名作。
Cynic / Focus ('93)
 事件が起こったのはPower Rock Todayの4時台であった。当時いつものようにRadioをつけっぱなしのまま熟睡していたのであるが、"Veil of Maya"がOn Airされたときに余りに衝撃で夢から醒めて飛び起きてしまった。翌朝都内のCD屋を探し捲り、渋谷のHMVでステッカー付の欧州盤を入手してからもう毎日ききまくり。徹夜してまでもきき続けた。(^^; Deathでありながらもその枠の中にだけは留まらず、クロスオーバー的な面が実に上手く融合されている。ここぞとばかりのテクニカルで疾走するキメ技も爽快。あっという間に最後まできけてしまう構成も見事。この作品をプロデュースした当時のフロリダ・デス界の名物男Scott Burnsは今どうしているのか?
08

Mats/Morgan/The Music or The Money...('97)
 珠玉のメロディーと変態メカニカルフレーズ。
世の音楽の両極端を引っかけたらまんまるになりました。

Satyricon / Dark Medieval Times ('93)
 病んでいる事に関しては一級のSatyriconの衝撃のデビュー作。Norwayは怖いと震撼させるに充分なインパクトを持った作品。
09 Lars Hollmer/Andetag('97)
 Hollmer節全開でありながら、ずっしりとした存在感が従来と違う魅力を出しています。
Farmers Market / Musikk fra Hybridene ('97)
 すっとぼけた超絶音楽。キテレツこの上ないが、大傑作。これでもかという複雑怪奇な展開をしながらドライブし続ける大道芸人音楽。とことん変でとにかく楽しい。Van Halenの"Jump"もさっくりと料理。
10 Samla Mammas Manna/Kaka('99)
 99年限定なら文句なく1位。再結成だろうがなんだろうが、サムラはサムラだった。エネルギッシュな演奏!すごい反射神経!

しぶ

もも

Marillion / Brave ('94)
 時間を忘れさせてくれる逸品。叙情的英国度がそこかしこに充満。"The Great Escape"まで辿り着くまでにはもうすっかり虜となってしまった。
11 Happy Family/Toscco('97)
 ありそうでない唯一無二のノリ。長瀬さんをB'zでしか見ることができなくなって悲しい・・・。
Naked City / Torture Garden ('91)
 信じられないほどのスピードと驚異的なテクをもって音楽を丸裸にしてしまった都会音楽の決定盤(^^;。ヤッてはいけないレベルまで到達してしまった。ある意味で発禁モノ。そういや、この時期2ヶ月ぐらい僻地に出張していたが、持って行ったのがNapalm DeathとWatchtowerと、このNaked City。いやぁ、疲れた、仕事以上に。(^^; でも取り憑かれたようにききまくっていた。曲憶えちゃったモン。(^^;
12

X-Legged Sally/Eggs And Ashes('95)
 管楽器に弱いので。しかも爆走してるので。そのうえスットコドッコイなので。アハハ〜ン。ウフフ〜ン。


Waltari / Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C ('96)
 お馬鹿壮大度No.1のシンフォニック・デス大作。世の中悟っているなと感じた。CDトラックは1しかカウントされない60分。Too Much。
13 Valensia/Gaia('93)
 どちらかと言えばダークな雰囲気だった90年代に、夢のあるサウンドで心を鷲掴み。お尻が大きくても、早弾き大王でも、作る音楽は一級品。
Cathedral / Forest of Equilibrium ('91)
 私にとってCathedralと言えばコレ。美醜が渾然一体となった異様な音像。今きいても衝撃。
14 Slapp Happy/Ca Va('97)
 表面はさらっとしているのに、聴くほどにえもいわれぬ雰囲気にはまっていく。Dagmarの魔法の声。
Paradise Lost / Gothic ('91)
 タイトルトラックの"Gothic"をきいた瞬間、今後の暗黒Metal界はコレに進むと確信した。妖しいストリングスと女性Vo.は4ADから受け継がれてこういった形になるとは...。
15 Soft Ballet/Love & Peace('91)
 森岡氏のナヨナヨした容姿を馬鹿にしていたが、聴いたら結構硬派で驚いた。現在のビジュアル系でもここまで完成された世界を作っているバンドはいまだ居ないのではないか?
Deus ex Machina / Equilibsmo da Insofferenza ('98)
 ドーピングBandといってもいいほど体力の限界を知らないラテン野郎。ツアー・ブッキングはもう懲り懲りだと言われてしまうほど脳天気を通り越して日常生活の上での躾がなっていないことでも有名。でも、純粋に音楽面は凄い。
16 The Flower Kings/Stardust We Are('97)
 遅れてきたファンタジー。シンフォニックというよりドラマティックと言いたい。
 1枚ずつきちんと構成してあり、2枚組なのに飽きがこない。様々な伏線を張られ、ラストの"Stardust We Are"でドカーン!大泣き。
Coroner / Mental Vortex ('91)
 スイスのテクニカル・スラッシュの代表格。各人のキャラクターも見事であった。くぐもった音像と閉じた空間の演出が見事。
17 筋肉少女帯/月光蟲('90)
 個人的妄想がファンを支配した教祖的作品。
プログレよりよっぽどプログレ。捨て曲ナシ!
Voi Vod / The Outer Limits ('93)
 優れた楽曲もさることながら、サウンドのエコー処理など覚醒させるためのツボを的確に抑えている手法が見事。
18 Ben Folds Five/The Unauthorized Biography Of Reinhold Messner('99)
 ポップフィールドも侮れなかった。Queenが爆裂したような一曲目が強烈。アメリカの哀愁ポップ。
Pink Cloud / Index ('90)
 ドライブする曲とゆったりの曲が交互に配置され、曲順もABC順に並べられた正にIndex。素直にかっこいい曲が目白押し。
19 John Greaves/La Petite Bouteille De Linge('91)
 現在が90年代でも80年代でも50年代でも選んでいたと思う。こんな作品がスタンダードナンバーになったら世の中もっと面白いのになぁ。
Deicide / Legion ('92)
 初めて音質の良いDeath Metalに出会った音源としてインパクト抜群であった。(^^; バスドラ本当に叩いているの?等々当時はいろいろな憶測も飛び交った。アルバムも30分未満と言うところも見事。
20 Beck/Mellow Gold('94)
 初めてラジオで聴いてから気になってしょうがなかった怪人。90年代的いい加減さがメロウに噴出した怪作。ルックス込みでお気に入り。

しぶ

もも

Napalm Death / Harmony Corruption ('90)
 これを音楽と言っていいかどうか、未だに賛否両論であるが、ワルな音の決定盤として心に留めておきたい。(^^;

21

マリア観音/犬死に('95)
 個人的妄想がバンドを支配したカルト的作品。でもやっぱりライブを観ないとね。



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