2013 My Best 30


Album部門:


しぶ
1 Dream Theater / same (USA)
2 Mattias Ia Eklundh / Freak Guitar - The Smorgasbord (Sweden)
3 Oranssi Pazuzu / Valonielu (Finland)
4 Gianna Nannini / Inno (Italy)
5 Zletovsko / same (Japan)
6 Ihsahn / Das Seelenbrechen (Norway)
7 Nikola Parov / Minden Amit Tudni Akartal A Vilagzenerol De... (Hungary)
8 KBB / Age of Pain (Japan)
9 Von Hertzen Brothers / Nine Lives (Finland)
10 Avatarium / same (Sweden)

11
Tom Brislin / Hurry Up And Smell The Roses (USA)

12
Spock's Beard / Brief Nocturnes and Dreamless Sleep (USA)

13
La Leggenda New Trolls / Luis Bacalov / Concerto Grosso N°3 (Italy)

14
The Flower Kings / Desolation Rose (Sweden)

15
Tristan Decamps / Le Bruit Des Humains (France)

16
Church of Misery / Thy Kingdom Scum (Japan)

17
Orphaned Land / All is One (Islael)

18
Altar of Plagues / Teethed Glory & Injury (Ireland)

19
溺れたエビの検死報告書 / アノマロカリス (Japan)

20
Voivod / Target Earth (Canada)

寸評
21. Ulcerate / Vermis (New Zealand)
22. Steven Wilson / The Raven That Refused To Sing (UK)
23. Moon Safari / Himlabacken Vol. 1 (Sweden)
24. Motorpsycho / Still Life With Eggplant (Norway)
25. Leprous / Coal (Norway)
26. Vallendusk / Black Clouds Gathering (Indonesia)
27. Coheed and Cambria / The Afterman: Descension (USA)
28. Black Sabbath / 13 (UK)
29. Carcass / Surgical Steel (UK)
30. Seeds of Iblis / Anti Quran Rituals (Iraq)

 音鳴っていれば殆どOKでは?と言われつつある今日この頃、とうとう20枚でも絞れなくなってきた。2013年はなんとか30枚に絞った。もう気にしない。(^^;

(Dream Theater)
 なんと言われようが2013年一番聴いたアルバムだからNo.1。但し、1曲目は殆ど聴いていないけど。(^^; Hi-Fiで広がりのある音質であった前作に比べると今作 はナローな塊の音に変化。個人的には前作の音質が好きだけど。"The Looking Glass"なんかモロRushなんだけど、中盤の"The Bigger Picture"からラストの"Illumination Theory"へは正に至福の展開。「Dream Theater」というアルバム・タイトルに相応しい内容。特に"Illumination Theory"のエンディングの LaBrieのvo.に溜息。これぞDream Theater。文句なし。
(Mattias Ia Eklundh)
 Mattias Ia Eklundhのソロ・プロジェクト、Freak Guitar。こんなに多彩な表情を奏でるギターを久々に聴いた気がする。しかも明るくハイパー変態路線で、かつ美しいという見事な2枚組。ギター・キッズだけ聴くなんて勿体ない。彼の集大成的な大傑作と言って良いだろう。ゲストもFredrik Thordendal, Dweezil Zappa, Ron "Bumblefoot" Thal, Jonas Hellborg, Andy Timmons, Morgan Agren 等々、超変態で素敵な人達。(^^; 会心の出来。
(Oranssi Pazuzu)
 フィンランドのOranssi Pazuzuは今作をもってPsychedelic Black Metalの完成形に到達。病んだ世界で宇宙の彼方に運んでくれる。中途半端なMetalに飽きた貴方にこそ勧めたい。
(Gianna Nannini)
 彼女のアルバムは「Perle」以来だけど、聴いて一発で大のお気に入り決定。彼女のハスキーで堂々とした歌声でイタリアの太陽と風が溢れてきて空気が一変す る。そして人生の哀愁と喜びを感じる...。ちょっと大袈裟かもしれないけれど。
(Zletovsko)
 Pochakaite Malkoが突然解散してしまって途方に暮れていたら桑原さんが堀越功、吉田達也、伏見蛍という強豪なメンツでZletovskoを再始動。EL&PとUKと Zeuhlの融合とか訳の分からない情報が飛び交ったが、まぁ、あまり気にしないで聴くとカッコイイ爆裂な音であった。しかも意外にPopなんだな、それが更にイイ。
(Ihsahn)
 チェンバー・ロックとBlack Metalの融合。こういう方法論があったのかと膝を叩いた自分。Art Bears好きな人は必聴だよ。ホントだって。(^^;
(Nikola Parov)
 昨年リリースだけど、辺境だからヨシとする。このハンガリーのNikola Parovの 作品、初めて聴いてぶっ飛んだ。ケルト、ハンガリー〜バルカン、中近東、アジアとごった煮世界音楽博覧会。これはプログレ人は必聴だろう。
(KBB)
 過去作と比べて更に幅広くバラエティに富んだ見事な楽曲の数々。意外だけど、なんと6年ぶりの新譜。もっともその間、定期的にLive活動は行っていたが。そ んな訳で新譜がリリースする前に殆どの曲はLiveで覚えてしまったので、新鮮味というか新譜という印象はないんだよなぁ。(^^; まだLiveで披露済みで未発の曲も沢山あるだろうから次作は2枚組でも良いです。(^^;
(Von Hertzen Brothers)
 エネルギッシュでPop、しかも凝ったアレンジをさり気なく散りばめるVon Hertzen Brothers、彼らは印象的なメロディーを作るのがホント巧い。でも確か本国ではアイドルなんだよね?こういうアイドルだったら歓迎。(^^;
(Avatarium)
 Candlemassのリーダー Leif Edlingのプロジェクトなので、取り敢えずの惰性買いで入手した次第だが、その手があったのかという、アイデアしてやったり、という意表を突いた作品。基本はDoom路線なのだが、安易に世の中に蔓延する女性 vo.のゴシック/オペラ路線ではなく、Trad/Folkのような牧歌的で素朴なvo.を 織り交ぜた音だった。しかもそのvo.が素人スレスレのレベルという(^^; マニアが泣いて喜ぶような展開。"Pandora's Egg"に悶絶必至。これぞアングラHeavy Rockの真骨頂。

(Tom Brislin)
 Spiralingのkey.のソロ。YesやRenaissance、Camel、Francis Dunneryでの活動が十分納得できる内容。ちょっと湿り気と陰りがあるけど実は根は明るい凝った Pops。珠玉の曲を堪能。2005年にカリフォルニアでSpiralingのLiveを見た事があるのだが、若いなぁ〜という印象が先立って、それ程の才能があるとは見抜けなかった。まだまだ修行が足りないヲレ。(^^;
(Spock's Beard)
 過去メインvo.の脱退劇2回勃発しながらも、それをバネにしながら強烈な作品をリリースしてきた彼らに不屈の精神を感じる。これまでも一定水準を軽くクリアした作品であったが、今作は特に印象的なメロディーの散りばめ具合と情感豊かなTed Leonardのvo.が素晴らしい。Ted LeonardはEnchantよりも良さが出ている気がする。初来日を期待したい。Liveはきっと強力だろう。
(La Leggenda New Trolls)
 「Seven Seasons」は一体何だったのか深いこと考えない事にして(^^; Concerto Grossoの第三作。来日公演もオーケストラとの共演が過去来日で一番熟れていて素晴らしい内容だった。特に"Oh Venice"のオケが入ってくる所なんか生で聴いたら鳥肌モノであった。また、Nicoへの曲"Per Nico"なんか最高だね。多分戦争 の重いテーマ"Per Chi Combatte Per Noi"は来日初日のみの披露だったが、Liveで映える素晴らしい曲だった。
(The Flower Kings)
 聴き込めば聴き込むほどジワジワくる作品。"Tower One"の7:30以降(笑)のホッとする希望のような明るい展開的な所が正にTFK節。"Tower One"と共に個人的 Best Tuneの"Desolation Road"は曲が短いのが残念。これは10分以上のアレンジで聴きたい。(^^; "The Resurrected Judas"も隠れた名曲。いずれにしても、今作はLiveでは更に映える曲が目白押し。早めの再来日を期待したい。
(Tristan Decamps)
 Ange初来日公演の時に本人が率先して宣伝していて、6月リリース予定だったはずだが、結局店頭で見かけたのが初冬。来日公演で魅せたキーボードを操りながらも、ぶっとびの表情で美声を聴かせてくれたTristan Decampsは昨年度最大の衝撃だった。(^^;
(Church of Misery)
 シリアル・キラーものの題材が尽きないChurch of Miseryの相変わらずの強烈な作品。今更ながら最近は国内でも人気がゆっくりと上昇しているのがLive会場でも感じられるようになった。
(Orphaned Land)
 正直前作の方が好きだが、方向性は間違っていないと思う。個人的には"Through Fire And Water"からの中盤以降の楽曲の流れが好みだが、これを突き進めると 王道のMetal路線から離れていくので、この辺の境界線をどうしていくかが今後の彼らの課題かも。待望の初来日公演、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
(Altar of Plagues)
 重厚なサウンドで素晴らしい作品をリリースしてきたアイルランドのPost-Black Metal、Altar of Plagues、今作も負の怒りのパワーが漲っていて見事であっ た。しかし、今後が大きく期待できて飛躍すると思っていた矢先、あっけなく解散。至極無念。
(溺れたエビの検死報告書)
 ワシャワシャ、グギャギャギャ、ワシャ!グギャ!エビ達の待望の1st。今までアルバムをリリースしてなかったのが意外だが、彼ら、もとい、エビ達はLiveのインパクトの方が凄い。サウンドも深海から湧き出るような不気味でありながらもダンサンブルで楽しい音なのだ。でも一度はギグを体験してみてね、グギャ!
(Voivod)
 まさかの継続活動でしかも驚いたことに新譜までリリース。ファンが期待する音が見事に詰め込まれた充実の内容。再来日公演が非常に楽しみ。

(Ulcerate)
 New ZealandのTechnical Death Metalの4th。今までノーマークだったが、強烈なBandである。ドス黒く突進して行く様は壮絶。
(Steven Wilson)
 巷では彼のソロの最高傑作ではないかと言われている作品。聴き込み度が足りないのでこの位置で。"Luminol"のイントロ聴いてオズテンじゃねぇか?と思ったのは内緒。"Dirive Home"のハッキリしない浮遊感とド・プログレな"The Holy Drinker"が大変素晴らしい。でもPTをやって欲しいのよ、本当は。今は難しいかもしれないけれど。
(Moon Safari)
 初来日の感動をそのままにMoon Safariが気合いの作品をリリース。恥ずかしいぐらいの甘美なメロディーの洪水と爽やかさ。本国よりも日本で火が付いている彼ら、またの来日を期待したい。
(Motorpsycho)
 透明感と浮遊感が堪らない現代進行形Heavy Psychedelic Rockの決定盤。今作は結構Popかな?2013年にElephant 9で来日したReine Fiskeが参加。やはり現在のNorwayシーンは面白いね。
(Leprous)
 Ihsahnの弟子と言われる?Leprousの最新作。Progressive Metalを芸術的レベルまで押し上げようとする意気込みを感じる充実のアルバムである。個人的なBest Tuneは"The Valley"。贅沢な要求である事をあえて承知で言うと、彼らの音は綺麗にまとまり過ぎている気が。そこがスケールを小さくしている気がして。今後はむしろ粗暴さが欲しいところだが...。
(Vallendusk)
 第2〜3世代Atmospheric Black Metal、インドネシア産の1st。Alcestに続けとシューゲイザー系の音は今年も沢山リリースされたようだが、そんな中で Vallenduskはメロディーの組み立て方で抜きん出ていた。まだまだ改善の余地ありだが、ハングリーさが滲み出てくるような説得力が魅力。磨けば光る原石。
(Coheed and Cambria)
 安定のクオリティのC&C。年々インパクトは薄れていくのは仕方が無いが、ホーンセクションなどの使い所が面白かった。今後は"Number City"のような曲をもっと推し進め、思いっきりファンキー路線に行ったら良いかも。(^^;
(Black Sabbath)
 2013年話題作その1。なんと初の全米チャート1位になったそうな。ファンが望む初期Sabbathサウンドを現代に甦らせたような音像。Tony Iommi自身の健康が心配される中、本人もこれが最後になるかも知れないという鬼気迫るプレイがひしひしと感じられ、胸が熱くなった。Brad Wilkのプレイも見事。
(Carcass)
 2013年話題作その2。サウンドも邦題もファンの期待に充分応えた復活作。名作「屍体愛好癖」〜「Heartwork」路線の「Heartwork」よりの作品で衝撃度はないが、各曲の練り上げ具合が良い。特に「監禁ネジネジ銃」の、いっちゃったギターが素晴らしい。しかしながら、個人的には作品自体よりも掟ポルシェ氏のBill Steer溺愛ぶりの方にインパクトがあったのは内緒だ。(^^;
(Seeds of Iblis)
 Black Metalセールでの発掘モノ。なんとイラクのBlack Metalである。想像以上の邪悪さとアラブの融合という訳の分からない世界に圧倒された。

今年のBest Tunesも観てみる>>>>




もも
1 Ihsahn / Des Seelenbrechen
2 The Flower Kings / Desolation Rose
3 Voivod / Target Earth
4 Von Hertzen Brothers / Nine Lives



Felix Lerhmann's Rimjob / same (2012)
Plaistow / Lacrimosa (2012)
Church of Misery / Thy Kingdom Scum

寸評
Made in Sweden / Snakes in a Hole (1969)
 音楽的にすごい旋風(個人比)が起こった2012年と比べて、今年は注目作は多いものの、聴いた瞬間にガツンと来る作品がないと思っていました…Ihsahnの新譜を聴くまでは。前作「Eremita」はあんまりピンと来なかったのですが、今回は耽美方面にもアヴァンギャルド方面にも振り切れ方が半端なくて、感動を覚えました。"Rec"なんかまるでArt Bearsですぞ(…それより「Domestic Stories」の方が近いかな)。メタルからシンフォ系に行くバンドは多いけど、RIO系へ行ってしまうパターンは珍しい。まさかBlack Metal出身のアーティストに1番を与えてしまうとは、5年前には想像できなかったわ。Ihsahn兄さんのお腹がもうちょっと引っ込んだら、評価がさらに上昇。
 TFKは、なんだかんだ言っても、脳内再生できるくらい聴き込んでいるので、嫌いじゃないんだろうなぁ。というか、好きかどうかも分からない早い段階で、歌メロはかなり耳に染みついていたので、実は中毒性が高いんだと思う。TFK以上にHasseファンのワタクシとしては、彼の歌にはかなり満足しております。
 Voivodの新譜は、2013年の早い時期にリリースされました。何度か聴いてみるものの、作品に入り込めませんでした。12月に入って"Kluskap O'Kom"のPVを観て、突然、現在のVoivodの姿を理解できるようになりました。メカメカした"Target Earth"のPVじゃなくて、アナログな"Kluskap O'Kom"がきっかけ、というところが興味深いですな。
 VHBも発売されてすぐに聴きました。でも前作「Stars Aligned」が好きすぎて、どうしても前作と比べながら聴いてしまい、なかなか入り込めませんでした。フィンランドのバンド特有のメランコリックな雰囲気は、時々鼻につくので、例えば"Flowers and Rust"の様な曲は避けてしまうのですが、曲によっては「イケメンなGentle Giant」と言いたくなるようなコーラスワークを聴かせてくれます。シングル向けの曲が揃う前半より、後半およびボーナストラックの方が好きです。過去のアルバムを聴いてみると、むしろアッパーな「Stars Aligned」が特殊なのかもしれないですね。

 VoivodとVHB、どちらも音質があまり好きではありませんでした。しかしTFKのアルバムはとても聴きやすく、リピートするのを躊躇しない、疲れない音質でした(<個人的な感覚です)。音質の好き嫌いで、曲や演奏のクオリティの評価を正しくできないことは、過去何度かありました。
 ここ数年、英語の勉強を趣味にするようになってから、音楽を聴く時間が減りました。ディクテーションしている時は勿論聴けませんし、特に耳や口を使うような作業をしていない時でも、無音の時間が長くなりました。しかし1年に一度、12月は生活リズムが変わるので、音楽を聴く時間が長くなります。すると今まで聞こえてこなかった音や、見えてこなかった世界が明らかになってくるのが感じられました。多分、VoivodやVHBを聴き始めた頃の私の耳は、鈍っていたんだと思います。音楽を聴いてお金をもらっているわけではないので、自分の好きなように聴けばいいのですけど、あんまり聴かないのもダメなんだなぁと実感しました。

(その他)
 現The Flower Kingsのドラマー、Felix Lerhmannのソロアルバム。ジャズ/フュージョンのカテゴリーに入るかと思いますが、彼のヘヴィでアイデアに溢れたドラミングは、とてもロックしていて、楽しく聴けました。
 Plaistowはスイスのジャズトリオ。6月に何故か我が松戸市に来て、和食屋の二階の座敷でライブをやりました(^^;)。ライブでは、特にドラムの演奏が熱くて、時々MagmaかAreaを彷彿させるようなパフォーマンスでしたが、このアルバムはとてもクール。ミニマルなフレーズの中に、浮かんでは消える陰影が面白かったです。頭と耳をリセットしたい時によく聴きました。
 Church of Miseryは、日本を代表するドゥームバンド。音楽版「殺人博物館」みたいなアルバムを作り続けているので、私の興味が惹かれないわけがない(爆)。今作は、ワタクシ一番お気に入りのDennis Nilsenの曲も収録。スタイル的には、現在のワタクシの好みにど真ん中ストライク。でも、良くも悪くもいつも「この音」だから、評価して良いのか分からないわ(笑)。すごく好きですよ。
 あと、Oranssi PazuzuとCarcassの新譜も良く聴きました。
 次点のMade in Sweden、多分今年一番聴きまくったアルバムだと思います。3月にCoste Apetreaのインタビューを訳していた時に、Solar Plexusというバンドに強く興味を持ちました。調べてみると、メインではなかったのですが、Made in Swedenのメンバーが揃っていることが分かりました。Solar PlexusはYouTubeで観ることは出来ますが、アルバムの入手は難しそうなので、家にあるMade in Swedenのアルバムを聴いてみて、見事ににノックアウトされました。元々1stは好きだったのですけど、この度「Snakes in a Hole」の魅力に取り憑かれました。ギターが良いのは当然、リズム隊も実にクリエイティヴ!1969年のスウェーデンに、こんなに洗練された音があったという事実。(そしてヴォーカルのオッペケペーさも魅力(笑))



Live部門:

しぶ

もも


写真はSRFの使い回し(^^;)
Ange (4/27,29 ) 1 European Rock Fes (1/11,12)
European Rock Festival 2013 (1/11,12 ) 2 Ange (4/27,29)
変拍子de踊ろう! Vol.12 (12/21) 3 Massacre (4/28)
Italian Progressive Rock Festival Finale 2013
(
4/26,28)
4 Church of Misey (9/7)
Japanese Assault Fest 13 (11/2,3) 5 Plaistow (6/30)

worst:Yngwie Malmsteen (10/20)
 2013年もLiveは豊作。財政状態を見ながら選択という嬉しい悲鳴というか財布が 軽くなるというか。一体何の修行なんだろうと思いつつも今年もスケジュールが凄いことになっている。今年もアルバム買うよりもLiveかな。アルバムは頑張れば何とかなる。Liveは一期一会。

(Ange)
 待望の初来日。プロモーターが特殊で妙に敷居が高く、結局数十人しか集客できなかったが(苦笑)、全力投球のLiveを披露してくれた彼らに泣けた。勿論、そこに居た人達は拍手喝采。終演後のミーグリもフランス語が堪能な人達が周りにいたお陰で話したい事もメンバーに伝えることが出来て凄く満足。生涯忘れられない出来事になった。顔パフォーマンスと堂々とした素晴らしい歌声のTristan Decampsは想像を遙かに超えるインパクトだった。初日がイタロ祭りと重なったのが痛恨の極みか。
(European Rock Festival 2013)
(Anekdoten, The Flower Kings, Moon Safari, Trettioariga Kriget)

 待望の再来日公演のTFK、人生の中で恐らく最大音量メロトロン体験だった Anekdoten、衝撃のアカペラvo.でファンの心を鷲づかみしたMoon Safari、マニアックながらも素晴らしいHRを披露した意外にセレブなTrettioariga Kriget と、最高の組み合わせだった。European Rock Fest.というよりSweden Rock Fest.だったけどね。今後はEuropean Rock Festivalと名乗りながらのアメリカのバンド出演でもいいよ〜。
(変拍子de踊ろう! Vol.12 )
(是巨人, Happy Family, Sajjanu)

 鬼のような音の塊の是巨人、やっと見る事が出来た再始動Happy Family。それぞれ、なぁんにも変わっていない力漲るLiveだったが、骨折するような複雑怪奇サウンドのSajjanuが衝撃で圧巻だった。相当根詰めている。(^^;
(Italian Progressive Rock Festival Finale 2013)
(Maxophone, Museo Rosenbach, Mauro Pagani, Area)

 来日するイタリアのBandは尋常ではない気合いが漲っているから素晴らしい。 やっぱりMuseoの暑苦しい歌が聴けたのが一番良かったかなぁ...。
(Japanese Assault Fest 13)
(Girlschool, Vektor, Air Raid, United, Solitude, Fastkill, etc.)

 初来日のVektor、彼らは本当に変態かつテクニシャン集団だった。しかも2日で1曲も被る曲が無かった。素晴らしい。もっと聴きたかった。Girlschoolも凄く楽しめた。立ちっぱなしでオジサンには辛かったけど、良い企画だったと思う。

(Yngwie Malmsteen (Loud Park 2013) )
 ある意味伝説のLive。最後まで見届けてやった。さようならウグベ。

今年行ったライブ一覧も観てみる>>>>

寸評
次点:Loud Park (10/19)
 左の人が、財政状態を観ながらライブを選んでいるかどうかは、はなはだ疑問ですが、今年も良いバンドがたくさん来てくれました。

(European Rock Fes)
 
というか、The Flower Kings14年ぶりの来日公演!現役ライブバンドとしての貫禄を存分に発揮してくれたと思います!Jonas Reingoldも、ようやく日本に来られて良かったね(笑)。安全パイしか握らないあの会場が、Moon Safariを呼んだことも評価。
(Ange)
 ライブが始まるまで、半ばしぶに連れてこられた気分もあったのですが、ライブが終わったら、色々なわだかまりが吹っ飛びましたよ!二桁の観客数でも手抜きナシ。歴史は長いけど、彼らも現役ライブバンド。Christian Decampsのシアトリカルな歌唱は当然、息子Tristanの、いろんな意味で超絶なパフォーマンスも必見なのだ。観たかった人はもっと居たと思うけど、妙なプロモーションでその人達を引かせてしまったのが、大変残念でした。
(Massacre)
 バラバラで何度も来日をしている人達ですが、Massacreとしては初来日だったようです。アルバムは「Funny Valentine」しか聴いたことがなく、Charles Hayward目当てに行きました。予想外にバンドとしてのグルーブが半端なかったわ〜。周囲は、後日行われたHaywardソロ公演の方が良かったみたいですが、私は断然こっち。
(Church of Misery)
 しぶから「ライブがかっこいい」という話はよく聞いていたものの、なかなか日本でライブをやらないバンドなので、これが初体験。曲の禍々しさに負けないフロントマンのキャラが素晴らしい上に、演奏も文句なし。
(Plaistow)
 ミニマルミュージックって退屈じゃないかな、寝ちゃったらどうしよう、などと心配しながら観に行きましたが、全然眠くなかった。ドラマーのCyril Bondiの熱演が印象的でした。
(Loud Park)
 
Devin Townsent Bandを観たかったので、1日目だけ参加。時間が短すぎたな…。Lynch Mobでは、思わず高校生にかえりました(笑)。



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