2009 My Best 10 |
Album部門:
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1 | Steven Wilson / Insurgentes | ||
2 | Dream Theater / Black Clouds & Silver Linings | ||
3 | Magma / Emehntehtt-Re | ||
4 | Oranssi Pazuzu / Muukalainen Puhuu | ||
5 | Church of Misery / Houses of The Unholy | ||
6 | Queensryche / American Soldier | ||
7 | Alamaailman Vasarat / Huuro Kolkko | ||
8 | Black Bonzo / Operation Manual:The Guillotine Model Drama | ||
9 | Transatlantic / The Whirlwind | ||
10 | Porcupine Tree / The Incident | ||
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1位は自分でも意外なほどに嵌ったSteven Wilsonの「Insurgentes」。Webでは'08暮れに出た作品だが、国内盤は'09なので、この際構わないかなと。凄く鬱なサウンドだが、所謂振り子の振りが大きいというか、圧倒的ダイナミックサウンドでゾクゾクくる大傑作。完全に打ちのめされた。 2位はDream Theater。"The Best of Times"や"The Count of Tuscany"などキラーチューンが炸裂した本作、実にDream Theaterらしい作品だ。今作は特にギターが凄い。しかし、本人達は嫌がるかも知れないが、客観的に見る事が出来る外部のプロデューサを起用した作品を聴いてみたいのも事実。今回のTour、去年はとうとう日本公演を行わなかった。これは至極残念な結果だ。 3位はMagma。40周年を迎えてもまだまだ現役というか、これからがピーク?(゚゚;) 音楽に命賭ける人の作品は違う。また、コーラスワークがとても新鮮に響いた。 4位は大穴、FinlandのPsychedelic Black Metal、Oranssi Pazuzuの1st。VoivodとPink Floydのサイケ宇宙感にHellhammerの邪悪なPrimitiveさをブッ込んでSighのような奇妙なガレージっぽいサウンドとvo.が合体したようなどうなっちゃったの?というサウンド。Black Metal初心者へも大推薦。(基本じゃないけれど) 5位はMurder Doom Metal、野蛮で危険な香りが充満しているChurch of Miseryの最高傑作。その後メンバーが不安定になっているのが心配だが、この難局を乗り越えて欲しい。取り敢えず1ファンとしては、出来るだけLiveに行く事ぐらいしか協力できないけれど...。国内よりも海外での評価が高いので、これまで以上に海外Fes.に力を入れても良いのではと思う。 6位はQueensryche。Geoff Tateが2年費やして米兵のInterviewを敢行した結果のコンセプト作。人間の深層を追求する世界を見事に描ききれるHR/HM BandはQueensrycheくらいだろう。メロディーも素晴らしいし、曲としての完成度も物凄く高いと思う。久々の傑作をリリースしてくれた彼らに感謝。 7位はAlamaailman Vasarat。アトラクティヴなアイデア満載、彼らの最高傑作。 8位はBlack Bonzo。オレ、このBandの全体的に醸し出す雰囲気が凄く好きなんだよねぇ。SwedenのBandなのに本格的な'70s British Rockの香りがプンプンでたまらない。vo.の声質も凄く好み。 9位はTransatlantic。メロディーの強靱さは1stが最強だが、復活作も安心印。何故かBonus Discを聴く機会の方が多かったけれど。(^^; 10位はPorcupine Tree。聴き込み度がSteven Wilsonのソロ作に比べて足りなすぎたので、この位置にしておく。長尺の"Time Flies"、牧歌的な部分とダーク・アンビエント・サイケRockが上手く溶け合った"Remember Me Lover"が感動的。 |
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1 | VOIVOD / Infini | ||
2 | Plankton / Ocean Tales | ||
3 | Go:sta Berlings Saga / Detta Har Ha:nt | ||
4 | Fomalhaut / 春の嵐 (Gertrud) | ||
5 | Lalle Larsson's Weaveworld / same | ||
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次点:Les Claypool/Of
Fungi & Foe 参考:Mastodon/Blood Mountain (VOIVOD) 最期の作品、というフレコミで発売・宣伝されていましたが、私はこれが最期じゃなくても、Piggyが存命していても、1位に選んだと思います。Snakeのニヒルなヴォーカル、Awayのせわしないドラム、低音をガッチリと支えるJasonicのベースの上で踊る、Piggyの異次元ギター。80年代に戻ったようなパンキッシュなエネルギーと、彼らのルーツの一つでもある、プログレがもたらした不協和音と無茶な展開が、ガッチリ融合。こういうのが聴きたかったのよー! (Plankton) 「おまえら何歳だ?!」と問いたくなる、70年代をクールに演奏するインストアルバム。とにかくギターが気持ちいいんですよ。森園勝敏とかMario Milloとか好きな人は、チェックした方が良いと思うんですけど。 (Go:sta Berlings Saga) 前作も面白かったんですが、ギターが交代したことでダークサイドが少し強調され、曲と演奏に締まりが出てきたと思いました。私の中では、どちらかというとチェンバー系ってイメージだったんですが、Disk Unionで「ダークシンフォ」とか「ポストロック」とか書かれてて、へーそうなんだと思った次第。そう言われるとそう聞こえる気もする。(いいかげん) (Fomalhaut) 専任の作詞家がいて、日本語と情景の描写にこだわりを持った歌詞。自称カンタベリー系サウンド。牧歌的なようで、突然ブラックホールが口を開けていたりする世界観。そして歌姫・紫竹あかね嬢の、清々しくも艶やかなヴォーカル。「女性ヴォーカル+アコースティックなサウンド」と言われてイメージする音楽とは、ひと味もふた味も違うのよ。表面上は大人しいのに、麻薬的な魅力アリ。 (Lalle Larsson) Agents of Mercyが一足早く作品を発表し、秋には「TFK人脈祭り」(笑)があった。各バンド高いレベルの作品を残してくれたと思うのですが、やはり「みんなが一緒に集まったバンド」が聴きたいのよ(涙)。そんな中、インストだったのが良かったのか、意外と聴いたアルバム。初めは流してしまったのだけど、イントロがポチャみたいだな、と思った途端世界に入れた感じ。多分、邪道な聴き方だと思う(^_^;)。 昨年、新作が話題になったMastodonですが、なぜか前作の「Blood Mountain」の方にどハマリしてしまいました。新作も意欲的だとは思うんですが、変態度はこっちが上だと思う。Les Claypoolの「Of Fungi & Foe 」にいたっては、人外魔境。しぶも挙げているOranssi Pazuzu / Muukalainen Puhuuもすごかったね。 |
Live部門:
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Raven (6/11) | 1 | --- |
Magma (5/28) | 2 | --- |
Three Friends (9/21) | 3 | --- |
Loud Park 09 (10/17,18) | 4 | --- |
Satyricon (3/14) | 5 | --- |
1位は14年ぶりの再来日を果たしたRaven。不屈の精神力と体力、不死鳥の如くしぶとく生き抜く彼らの姿に熱くなった。 2位は40周年記念で来日してくれたMagma。殆ど新曲、Christian Vanderの老いてなお盛んな圧倒的パワーとグルーヴ。尊敬するね。新境地"Felicite Thosz"でのStella Vanderのvo.が忘れられない。 3位はBest of Gentle Giantの名曲/難曲を次々と披露してくれたThree Friends。意外にも大健闘のMalcolm Mortimore、楽しいオジサンGary Greenの軽快ステップを見られ、"Think of Me With Kindness"でのKerry Minnearの繊細で美しい声がきけただけで感涙物。周りのミュージシャンもGentleで素晴らしい方々。しかし、この日の公演を最後にKerry Minnearは脱退してしまった...。 4位はFes名と少々かけ離れたような感じだったが、Loud Parkを入れておく。HR/HM Bandが集結し、2日間で各Bandの実力がモロに分かってしまう所がマニア的には嬉しい。(^^; 5位は3度目の来日にして遂に単独公演を実現させたSatyricon。第2のピークにいる状態、充分に実力を見せつけたLive。 今年行ったライブ一覧観てみる>>>> |
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棄権、再び。 「どうしてライブ行ってないの?」と聞かれたら、こう答えます。 |