2005 My Best 10


Album部門:


しぶ

もも

Coheed and Cambria / Good Apollo I'm Burning Star IV, Volume One: From Fear Through The Eyes of Madness

1
Glenn Hughes/Soul Mover

Dream Theater / Octavarium

2
Waltari / Blood Sample

Jaga Jazzist / What We Must

3
Cathedral / The Garden of Unearthly Delights

Pendragon / Believe

4
Tomas Bodin / I Am

Echolyn / The End is Beautiful

5
Echolyn / The End Is Beautiful

Sieges Even / The Art of Navigating by The Stars

6
The Mars Volta/Francis the Mute

Kino / Picture

7
Opeth / Ghost Reveries

Meshuggah / Catch Thirtythree

8
When / Whenever

ホッピー神山 / A Meaningful Meaningnessless
〜意味のないものは、意味がある〜

9
Aut'Chose / Chansons D'epouvante

Opeth / Ghost Reveries

10
Jeff Beck / Wired
(Coheed and Cambria)
 "Keeping The Blade"のイントロが鳴った瞬間、迷宮入りの物語が始まる。ギターの危なっかしくも崖っぷちのテクから湧き出てくる儚い美しさの調べ。アナログ的な危ういキメのフレーズ。まどろむようなメロディーの数々。無限大の可能性を秘めた新世代Rockの幕開けだ。
(Dream Theater)
 今作はLaBrieの声に参りました。特に"Panic Attack"の4:22付近、6:43付近でメロメロ。(^^;
(Jaga Jazzist)
 一応Jazzの分類らしいけど、私はPopsとしてきいた。次々と湧き出るメロディーの清涼感。この爽快さは一体何だろう。覚醒的サウンドはかつてのRide、ストリングスが入ってくるとまるでGY!BE風と思ってしまう私はやっぱり邪道か。Atomicが再来日するくらいだからJaga Jazzistも来日して欲しい。
(Pendragon)
 渾身の傑作!継続は力なり。Rockをきき始めた頃の純粋な気持ちに戻してくれた。これからも大切にしたい音。
(Echolyn)
 最初きいたときは妙に隙間が気になったが、ある時ふっと入ってきた。それ以来病み付きに。スルメ・アルバムの決定盤。
(Sieges Even)
 Looking-Glass-Self、Val'Paraisoなど長い回り道を経てまさかの再結成復活。地道な活動は決して無駄ではなかった事を見事に証明。作風としては3rdの"A Sense of Change"に近いが、ツボを知り尽くした大人のサウンド。流石の出来。
(Kino)
 メロディを知り尽くした職人達が集まった(マイナー・シーンの)スーパー・プロジェクト。要の曲は4曲だけだが、これが必殺チューン。
(Meshuggah)
 巷では駄作と烙印を押されていたが、彼らに迷いはない。これからもお構いなしに4/4拍子で突っ走って欲しい。
(ホッピー神山)
 日本のミュージックシーンを代表する人達が結集して合宿した結果の作品。もう楽譜を見るのも嫌だと根を上げる程の複雑さ。Frank Zappa級でしょう。世界のシーンを圧倒的にリードする最先端の音がここにある。
(Opeth)
 オタク度100%の音であるにもかかわらず、ここまで支持されたと言うことは、かっきりしたリズムの音処理がカギだったのかと思ったりして。それを分かって確信犯的に作っていたとしたら脱帽だ。
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寸評
豊作でした。私のランキングがここまで新作で埋められるのは珍しい(笑)。Soulfly、Kreator、Mats & Morganもよかった。
(Glenn Hughes)
 50過ぎのオジサンの張り切りっぷりにこっちが腰を抜かしてしまった。Chad Smithの起用が大当たりだったんでしょう。JJ Marshのギターが新境地に至ったのも作品に盛大に貢献してる。特に"Don't Let Me Bleed"のエンディング、Glennのヴォーカルに絡むようなギタープレイがとても美しい。
(Waltari)
 スパニッシュギターからブラストビートまで。このハチャメチャなWaltari世界を支える演奏力はかなり高く、キレがあって気持ちいい。聴きはじめると止まらないスルメ盤。DVDも観るべし!!
(Cathedral)
 やったぜLee様!「The Eternal Mirror」以来久々にちゃんと聴いた。クラシックロック要素を上手く取り入れ、美醜入り乱れるドゥーミーな世界を見事に構築してる。大曲も全然聞き飽きない多彩で骨太なアレンジに唸った。
(Tomas Bodin)
 繊細な音作りとダイナミックな展開の妙。本当にこの人の作る音色は面白い。だから普段キーボードーに殆ど興味を寄せない私が唯一「好き」と断言できるキーボーディストなのだ。
(Echolyn)
 蒼すぎる空が心に沁みて涙が出たり、祭りの後の何となく寂しい感じとか、そんな微妙な感情を刺激してくれる。「機微をうがつ」と言うんだね。
(The Mars Volta)
 倒錯。混沌。このままとことん破壊の道を歩んで欲しいが、インデックスは曲通りに作ってくれ(^_^;)。
(Opeth)
 70年代的世界を踏襲するには、Cathedralに比べるとキレイにまとめてる感じがしてしまうのだけど、蠱惑的で耽美な静の部分にはあらがいがたい魅力を感じる。
(When)
 怖いけど和める。
(Aut'Chose)
 Piggyの生前にリリースされた最後の作品(だと思う)。独特のギターが楽しめるけど、それに引けを取らないバンドの個性がある。フランス語OKな人はチャレンジしてみよう。
(Jeff Beck)
 これだけ旧譜。コンサートを観てちゃんと聞き直そうと思い、聴いたらハマった。定番曲より"Sophia"が好きなんですけど。


Live部門:


しぶ

もも

CalProg / The Flower Kings (6/4, 6)

1
The Flower Kings (6/4,6)
Magma (9/16,17) 2 Judas Priest (5/18) 
John McLaughlin & Zakir Hussain Remember Shakti(1/31) 3 Magma (9/16) 
是巨人/一噌幸弘+捜血鬼/Merzbow/Gallhammer(8/13) 4 Anekdoten (2/26) 
新宿アキ/コンカオリとザ・役立たず(10/6) 5 Pochakaite Malko (11/23) 
次点:Farmers Market (4/10)
(CalProg (The Flower Kings/IZZ/Tiles/Bubblemath/Spiraling)
/ The Flower Kings)

 来日公演から随分パワーアップしていたThe Flower Kings、新世代を担う驚異的なBubblemath(新譜はまだか?)。ハリケーンでその後大変なことになるFloridaでのTFKアメリカ最終公演も印象深かった。
(Magma)
 過去来日公演と比べても最高の内容。本編は勿論、Mekanik Destruktiw Konztrukziohn!が発狂寸前の爆裂Liveで死ぬかと思ったぜ。
(John McLaughlin & Zakir Hussain Remember Shakti)
 John McLaughlin、足腰弱っても謎のビブーティ・パフォーマンス、年齢不詳でアイドル顔のZakir Hussain、たった一つのper.で殆ど全てのドラマー達が引退したくなってしまうだろう超絶V.Selvaganesh、天性の声を持ったShankar Mahadevan、仙人達のプレイに釘付け。
(是巨人/一噌幸弘+捜血鬼/Merzbow/Gallhammer)
 唯一無二圧倒的な是巨人、今年度最大のインパクトだった一噌幸弘+捜血鬼。一噌さん、本当にBrutal Death Metalやってました。
(新宿アキ/コンカオリとザ・役立たず)
 昭和30〜40年代に逆戻り。新宿アキの素晴らしさは勿論、共演のコンカオリとザ・役立たずの役立たずぶりにツボ。合間と終演後のVideoも凄かったな。今は本当に21世紀か?

(Farmers Market)
 Farmers Marketが次点になっちゃう程今年のLiveは充実していたという事だ。
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寸評
【新人賞】コンカオリとザ・役立たず(10/6)
(TFK)
 アメリカツアー終盤の、ノリにノってるステージを堪能。アルバムだけでは分からないTFKのヴァイヴを、皆さんに伝えきれない自分の稚拙な文章力が残念だ。心底、このバンドは生で観てもらいたい。
(Judas Priest)
 賛否両論みたいですが、私は感動しましたよ。Robの老いは隠せないものの、ギター2人が並んでプレイしてるだけで絵になるバンド、貴重ですよ。
(Magma)
 鉄人集団。根詰めた音楽なのだけど、堅苦しさとか悲壮感はなくて、いつも喜びが感じられるのがいい。今まで観たライブでは一番良かったかも。
(Anekdoten)
 金太郎飴と言われようが、このまま突き進んで欲しい。それにしてもメロトロン来日みたいな宣伝だったなぁ(^_^;)。
(Pochakaite Malko)
 壺井さんも大暴れ、パワフルなライブでした。

(コンカオリとザ・役立たず)
 新宿アキの前座として登場した期待の新人。小芝居あり、替え玉あり、シュールなステージとマニアックな歌謡曲で、観客を唖然とさせた。



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