2001 My Best 10


Album部門:


しぶ

もも

Live

BBQ★

Mats/Morgan / Live

1
Sex Machineguns/バーベキュー★マイケル

Rovo / Sai

2
The Flower Kings / The Rainmaker

Ange / Culinaire Lingus

3
Oysterhead / The Grand Pecking Order

Leonardo / The Absolute Man

4
Mats & Morgan / Live

Transatlantic / Bridge Across Forever

5
Devin Townsend / Physiscist

Oysterhead / The Grand Pecking Order

6
Transatlantic / Bridge Across Forever

Candiria / 300 Percent Density

7
Pochakaite Malko / same

The Flower Kings / The Rainmaker

8
John Greaves / The Caretaker

Opeth / Blackwater Park

9
美輪明宏 / 白呪

Pochakaite Malko / same

10
金石出 / East Wind
(Mats/Morgan)文句なしのダントツ1位。LiveアルバムをBest 10に選出するのは今まで勝手に自分内では反則と思って挙げなかったのであるが、これはもう許すしかなかろう。殆ど新曲だし、既曲2曲も全く別の曲のように生まれ変わっているし。究極の人力ハイパー・ミクスチャー・アヴァン・ロック。人間業を完全に超えたテクニックの応酬!ほんとにLiveでこんなの出来るの?ってな具合に信じられない演奏が繰り広げられている。でも鬼気迫る感じではなくてなんか和めるんだな。こんな音楽きいたことがないよ。来日熱烈希望!!!
(Rovo)日本が誇る強者達が集結した4th(らしい)。メジャーから出ているのになかなか見つからずやっと最近入手。(^^; Live会場かネット通販でしか入手できないLiveアルバムも強烈であるが、このアルバムも人間の限界に挑むようなサウンドであるとともにマシーンだけでは到底到達できないレベルの究極作品であった。恐ろしく中毒性が高く危険度レベル7と言っておこう。(意味不明)
(Ange)いかにもフランスらしいグルメとエロスをテーマとした悶絶必至のトータル・アルバム。今が全盛期と断言しても良い程の圧倒的な作品。実にモダンな音作りだが、むしろHR的かも。若いメンバーが非常に素晴らしい働きをしていて、とにかく強力。歌詞カードやジャケットも洒落たアートで気に入っている。Ange未体験者はこのアルバムから入るべし!
(Leonardo)Trent Gardner起死回生のプロジェクト。入魂の一作。笑っちゃうくらいの壮大なスケール。大傑作叙情詩。
(Transatlantic)21世紀のSuper Project第2作。音は完全に'70sを現代に蘇らせたサウンド。オルガン・アレンジが美味。ポジティヴな所が良いね。Neal & Mike色全開。濃い。
(Oysterhead)格好良すぎる!これに尽きるなぁ。拗くれているけど。(^^; 個人的にはStewart Copelandの小気味の良いDs.に胸が高まった。
(Candiria)ここのDs.の意気込みは凄い。私はLiveで完全ノックアウトを喰らった。NYHCシーンの突然変異と思っていたが長い下積みがあったようで。強靱に鍛え上げられてきたサウンドがダイナミックに伝わってきて痺れた。
(The Flower Kings)正直言って最初にきくTFKの作品ではないと思うが、熱心なファンの間では充分納得出来る内容を誇った力作と言って良いだろう。きき込む程に味わいが出てくる職人的作品。
(Opeth)変な世界を完全に確立したとてつもない作品。奥村氏はEuro-Rock Press評において「ヴァーティゴ」と書かれていたが正にその通り!現代に突如出現した'70sヴィンテージ作品。しっとりとした侘び寂びの世界にマニア達は狂喜乱舞。但しDeath声もある故、怖いもの知らずのBritish Rock愛好家オヤジへ大推薦といったところか。3曲目辺りからきいてみて。(^^;
(Pochakaite Malko)Happy Familyの1stもそうだったけど、正直言ってLiveの方が数段良いことは確か。Ds.が奥に引っ込んでいて折角のパワーがスピーカーから飛び込んでこないし、Liveで映えているキーボートの立ち上がりの鋭さが伝わってこない。いろいろあっただろうけれど音質が残念である。ナマが強烈なだけに非常に惜しいなぁ。まだまだこれから大成長していくだろうから2ndに期待したい。

寸評
☆今年は上位2つに明け暮れた年でした。

(Sex Machineguns)
家で最近流れる、比較的メジャーなHMは重くてノイジーなんだけど、何か物足りない。何が足りないかと言えば、かっこいいリフ!スラッシュ世代(というほど、色々は聞いてないけどさ)の私には必須の条件だ。それを満たすバンドがSM。テンポがいい、曲がいい、気持ちいい。ただし音質改善だけは注文したい。
(The Flower Kings)最初聞いたインパクトがあまりに薄くて疑問符だらけでしたが、聞くツボが分かったらドハマリした今年のトレース回数No.1。10,11月はほぼこればかり、取り憑かれたように聞いてました。「Flower Power」が苦手な私には、これくらいの展開の飛躍が丁度いいです。まぁHasse君のVo.曲が増えたのが一番の勝因か(^_^;)。ライブ観たいよぅ。
(Oysterhead)Les様、Copeland はともかくPhishの名前さえ知らなかった私にTrey Anastasioへの興味を持たせてくれた(声がいいよねー)。今後の展開にドキドキしてしまうファンタスティックなロック。
(Mats & Morgan)人間を越えてます。すなわち、超人。
(Devin Townsend)2001年にもちゃんと新譜出してるけど、2000年の作品を選んだ。5月、Hollmerのチラシを描いているときに聞きまくってたのがなぜかコレ。色を塗ったり頭を使わない作業の時はうるさい音でも気に障らないのね。むしろテンションを(ヤバイ方向に)高めてくれて、さすが天才Devin君。すごい情報量の音塊なのに、まるで賛美歌のような美しい響きです。
(Transatlantic)リリース直後に聞いたときはインパクトが薄くて、その時はTFKばかり聞いてましたが、ふとしたきっかけで波長が合い、現在は風呂掃除のBGMとして活躍中。3.のNealの曲が一番好き。あれ?
(Pochakaite Malko)個人的にはもっとドラム、特にスネアの音がもっと出て欲しかったなぁ。曲には文句ナシ。順調な活動を望みます!!
(John Greaves)1stソロの頃のようなグニャグニャした感触の、イジワルな雰囲気(笑)。ジャケもヤバイよー。
(美輪明宏)前半の鬼気迫る歌唱が圧巻。この人は、ある意味人間国宝でしょう。
(金石出)この人も人間国宝(^_^;)。23分シンバル叩きっぱなしというバイタリティーに韓国の奥の深さを感じてしまった。

☆聞き残しはMachingunsのライブCDと特撮。来年こそRushの新譜出るんだろうなー!?


Live部門:


しぶ

もも
Farmars Market (6/16) 1 Farmars Market (6/16)
櫻井哲夫セッション2001 with 矢堀孝一・菅沼孝三 (6/28) 2 Sex Machinguns (7/4)
Cryptopsy/Candiria/Nasum (10/11) 3 Peter Hammill (3/10)
Magma (5/30) 4 Soh Band(3/24)
The Dillinger Escape Plan (1/16) 5 Lars Hollmer(9/16,24)
次点. Peter Hammill (3/10)
    Dangerous Toys (11/25)

(Farmers Market)
無駄な体力にかけては他の追随を許さない彼らのまさかの来日公演。笑うしかなかった。世界最強。もう来ることはないだろうが一夜限りのLiveに行くことが出来て本当に良かった。
(櫻井哲夫セッション2001) 大阪出張の際に帝国ホテル地下のLiveスポットで見た。まるでオリンピック競技のようなブラスト・フュージョン。ハイパー・ソニック・ウルトラ・スラップ攻撃にておしっこちびる思いを久々に味わった。(^^;
(Cryptopsy/Candiria/Nasum)世界中の爆音連中を集めたBeast Feast 2001での最大の収穫と言えばCandiriaであった。確かなテクニックに裏打ちされたヒップ・ホップとハード・コアとJazzを巧みに操る手法にLive慣れしたステージングに完全に釘付け。その後また再来日するとの事でBeast Feast会場にてチケットを買ったところなんとカナダのCryptopsyとのカップリングLive!しかもチケット代3,500円!こんないい話は滅多になかった。勿論会社を休んで万全の体制で臨んだ事はいうまでもない。HM/HC界最強のカップリングLiveであった。
(Magma)トゥーザムターク全楽章が正にToo Muchに繰り広げられ、特にM.D.K.は凄まじかった。個人的にはベースが洗脳完了って感じで更に良し!正に熱狂のLive。そういえばスタジオ作品はどうなっているのだろうか。
(The Dillinger Escape Plan)あんなに暴れてあんだけのテクニックとサウンドが確立しているのに開いた口が塞がらず。しかし、その後のVo.脱退表明、Beast Feastでの広すぎる会場で完全に空振りに終わったLiveが非常に残念。今後の展開に期待。

 Peter Hammillは今年もまた来るし、まだまだ現役のDangerous Toysはチケット代が高すぎたのと、次回はWatchTowerを率いて来て欲しいので。(^^;

寸評
特別賞:Uli Jon Roth(5/19)
 今年は初めて見るバンドやアーティストが多かった割には、際だって印象に残ったライブが少なかったです。部分部分で「こいつはすげーや」とインパクトがあった場面はあったけど...。Gongを見逃したのがちと痛いです。

(Farmars Market)一番真面目そうなギターのオッチャンが実は一番変だった。想像以上に気合いが入ったアホアホライブ。ノルウェーのハイスピードサムライ。
(Sex Machinguns)「いいライブだったね〜」と終演後に語り合えるような清々しいライブだった。バンドは勿論、ファンも偉大。
(Peter Hammill)歌うとはいかなるものか、を目撃した。
(Soh Band)新曲も素敵だったのに...アルカリジャズなんて他にどこで探せばいいのさ(涙)。宗さんの死は痛すぎる...。
(Lars Hollmer)16日は曲によって出来不出来が激しかった。24日はSamlaの曲だったもんで目新しさはないけど、やっぱり楽しかったので。
(Uli Jon Roth) 本当に仙人だった。ギターの音が素晴らしかった。ゲストが余計だったかな(爆)。

選から洩れたけど、捨てがたいライブは
(Blast/トリオ・ロス・オパビノス)
オパビノスの変態加減に飛んだ
(Magma)
Christian Vanderの人間サックスに飛んだ



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