12月6日
そして日本最終公演・・・

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看板



Hollmer自身が「一番難しい曲と」言って楽譜を渡してきた"Parallell Angostura"は見学しているスタッフからもため息が出るほどの難曲。
 いよいよ最終公演。盛況だったより4日よりもっと人が来るらしく、前売り券は満員御礼ソールドアウト。100人以上のお客さんがMandala-2の狭いホールにぎゅうぎゅうと集まったわけだ。聞けば当日券が出ないにも関わらず、来てくれたファンが居るという。(ありがとう&ごめんなさい。消防法というモノがあるのだ・・・)

 今日、私は特に仕事がないようなので、旦那のしぶと夕方頃吉祥寺に着き、Hollmer氏が欲しがっていた「ユカタ」を買ってから会場に向かった。
 一度しぶと別れ、5時頃会場にはいると、リハーサルの真っ最中。ぴりぴりとした空気が伝わってくる。4日のSamlaメドレーも難曲であったが、何とかノリで行けるところがある。6日のHollmerソロもかなり高度な曲で、変拍子の嵐にキメの連続。一度外すと修正がきかないのだ。

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セッティングは4日より難しくないようだが、
サウンドチェックに余念がないHollmer氏。

 簡単に写真を撮って、「ユカタ」をA子さんに渡して夕方6時過ぎ。先日と同じくおにぎりで軽く腹を満たし、一度表に出て観客として並ぶ。4日はすでに結構な人数が並んでいたが、今日はそこそこ。早く来ないと座れないよ、いつもと違うんだから。

 階段を下りた辺りで、物販スタッフが叫ぶ。
「今日HollmerのCDを2枚お買いあげの方には、Hollmerの直筆サイン入り楽譜をプレゼントしま〜す。残りあと3枚!予約も受け付けますので、欲しい方は手を挙げてください!」ぞろぞろと手が上がる。君ら、商売が上手すぎるぞ。

 今日は出演するバンドも少ないため、ほぼ定刻通りに開演。


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1.Lars Hollmer ソロ

 一人静かに登場。しかし会場は割れんばかりの拍手。4日に来た人でHollmerソロが目的だった人は喰い足らなかったのだろう。1曲目、私が大好きな"Autumn Song"という優しい歌からスタートした。いや〜ん、涙腺が緩んでしまうではないか(T_T)。4日はあまり歌わなかったのだが、生で聞くHollmerの歌声はCDと同じようにほんわりしていて優しい。そして音も顔も表情豊か。聴いてるうちに顔がにっこりしてしまう。"Utflykt m. Damcykel"では「イ〜ザ〜カヤ〜、イ〜ザ〜カヤ〜♪」と暴れながら(笑)歌うところも。よく行きましたね(^_^;)。演奏中はいつでも靴を脱いでいるHollmer氏、かなりの勢いでカウントを踏んでいるので、床を傷めないための配慮だろうか?

 
ピアニカ、アコーディオン、キーボード(ピアノの音色)と比較的素朴な音を使うことが多い中、今回の公演のためにスタッフが奇跡的に見つけたProphet 2000が活躍する曲が"Through Glass"だ。ウインド系の涼しげなサンプリングをフルに活用したこの曲、1年前くらい、広島でのダリ展のビデオ展示BGMとして使われていたそうである。アート系によく似合うアンビエントな曲だが、とても北欧を感じる曲でもある。

 最後に(一部では)シークレットゲストとされていた女性歌手JON(犬)が登場。この日唯一のZamlaナンバー"Season Song"を可愛く熱唱。これにはHollmer氏も笑顔を隠せない。息もぴったりで、推薦した人に喝采を送りたい。

哀愁の目がいいJONとLars


Lars Hollmer:
12/06


1. Höstvisa (Autumn Song)
2. Boeves Psalm
3. Sväng Bättre
4. Dron
5. Simfågeldans
6. Quickstep
7. Utflykt Med Damcykel
8. Through Glass
9. Season Song (with JON)



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