■2004/09/14 中野サンプラザ
(セットリスト(順不同))
食べたい舐めたい危険地帯/TEKKEN2/JAPAN/犬の生活/Heavy Metal Thunder(新曲)/みどりのおばちゃん/悪魔の化身/そこに、あなたが・・・・/出前です(新曲)/KISS/ファミレスボンバー/BURN〜愛の炎を燃やせ〜/桜島/Fire
アンコール1/語れ!涙!(新曲)/American Z/アンコール2/German Power/アンコール3/Sex
Machinegun
第三期解散後、誰のファンクラブにも所属していなかったので、活動再開は友人Tさんから偶然知らされたのでした。(彼女は我孫子の天王台で「ARENA」という美容室やってます(<宣伝))。Sypanが戻ったのは驚いたけど、Pantherが残ったのも驚きました。またあのギターバトルが楽しめるとは嬉しいことだわ・・・・しかしさぁ、これって・・・解散ていうより、分裂と言った方が正しいのでは??武道館ライブから1年も経たないこの復活話に、複雑な心境になったのも事実です。
それから旅行やらなんやらでタイミングが合わず、なかなかライブに行けませんでしたが、ようやくこの日、第四期マシンガンズのライブ初体験してきました。そしてやまみーさんと去年の武道館以来の対面となりました(^_^;)。私たちの席は2階の階段すぐ裏側にあり、視界を遮る物は何もなくストレスなくステージを観ることができました。
意外でしたが、マシンガンズが中野サンプラザでライブを行うのは初めてだそうです。
ステージが暗転して、オープニングの、馴染みのあるツインギターが聞こえてくると同時にわだかまりは消えていきました。こうなった裏事情は分からないし、知りたくもない。私が求めていた音はすぐそこにあるんだから、楽しまなくては!!
(以下箇条書き)
◆Anchangは相変わらずAnchangでした。書くこともほとんどないです(笑)。
◆Speed Star Sypan Joe(以下Sypan)のドラムを生で聞くのはおそらく初めてです。(初めてマシンガンズを観た日比谷野音に、彼がステージに出てきたのは覚えているのですが、ドラムを叩いたかどうか覚えてないので(汗)ひまちゃんの柔らかく、ミドルテンポが気持ちいいドラムとは違い、硬質でスピードメタルに向いたドラムだと思いました。彼のドラムで聞く"TEKKEN2"は格別でした。現在作っている新曲は速さが216あるそうです。1分間に四分音符が216個あるという意味です。"ONIGUNSOW"より速いじゃん、スゲー。どんなに速い曲でもとても安定したドラムを叩く彼を観て、「やるな、Sypan」と思ってたのですが・・・。
◆喋るとものすごくイメージが違います(汗)。どこから声を出してるんだろう、この人は?ていうか、その文法はナニ人ですか?噂の「寒いギャグ」は、本当に寒かったです。ど、どうしよう、このキャラ。
◆ベースのSamurai.W.Kenjilawは本当に初見です。「口が流暢に動くKameen」って感じで、一生懸命喋ったり合いの手を入れますが、ちょっと空回りしてる辺りが若いな。しょっちゅうAnchangに怒られてました(笑)。しかしコーラスはしっかり歌うし、いきなりベースソロを取るなど音楽的実力は文句ないようです。
◆「オレサマ」口調が板についたパンサーしゃん、後輩をフォローしようとよく喋ります。「オラー、コラー」しか言わなかった昔と比べるとMCも大分上手くなったよねぇ(<親戚のおばさんの気分)。
◆"出前です"の前フリではKenjilawとパンサーしゃんが不思議なコントをやるなど、メンバーが変わっても進行はいつものマシンガンズでした。Anchangが「おまえら、自分のご先祖様が何か知ってる?」という話に「シロクマ」とか「薄着好き」とか意味不明でナイスな答えを出す人々でした。
◆Anchangの何代目か前の方は槍の師範だったそうで、「だからギターをこう(ネックを突き出す動作)動かすのが好きなんですかねー、尖ったもの好きだし。」と、きちんと話をまとめてくれました。
◆"みかんのうた"のギターバトルは、パンサーしゃんが相変わらずのテクニシャン振りでAnchangを翻弄し、Anchangも負けじと技を返してます。今時、外タレバンドでもこういうバトルは観れないだろうな〜。
◆ぎこちない雰囲気が漂う時もありました。これはパンサー加入直後の頃の雰囲気に近いような。これから改善していくと思います・・・いや、どうかな?Sypanのキャラはちょっと未知数過ぎて・・・。
◆"語れ!涙!"は、正確にはAnchangのソロ、Sex Machinegun名義の曲ですが、「Sex
Machinegunsの曲になったと思います」と言ってましたね。他の新曲もすっかりファンに馴染んでいたし、バンドの前途は明るいでしょう。(売り上げはどうか知らないが(^_^;))
ライブを観てて、正直「華がなくなったな〜」と感じましたし(のいちゃんは立ってるだけで華やかだったもんなぁ)、"フェロモン"や"エステティシャン"のような曲は今後作られることはないかもしれない、と思いました。正統派メタルを突き詰める姿勢なのでしょうか。それはそれで良いと思います。