1.Kiss
Of Life (From Within) |
もも:期待を裏切らず、G.のお兄さん(Nicklas)が弱々しくて Shibu:徹底的に暗くて良いね。 もも:徹底的。 Shibu:メンバー明るいんだけどね。 もも:明るいというか、朴訥だよね。 Shibu:1曲目これで正解だと思います。なんか頼りなくて悲しいよね。 もも:1曲目は暗いんだけど勢いがあって良いですね。 Shibu:うちに籠もってフツフツと もも:Vo.が弱々しいよね。楽器に負けてる。 Shibu:負けてるところがいいんだ。 もも:日本公演より音が良かった気がするんだけど、Celloがやっぱり Shibu:聞こえないね。後半ちょっと聞こえたんだけど。 もも:でもCelloの音じゃなくて、トランペットがミュートを付けたような音に聞こえたよ。 Shibu:で、NicklasはMotorheadのTシャツ着てました。 もも:着てたね。一人だけ美味しいなぁ。 Shibu:自分たちの技量を分かった上で演奏しているのが良いよ。Magma好きだけども、無茶はしないと。 もも:(笑) Shibu:Anekdotenはとても良いバンドですよ。徹底的で。ライブはサイケだと思います。 もも:サイケなんだ。
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2.The
Old Man & The Sea (Vemod) |
Shibu:代表曲というか、Crimsonらしい曲ですね。途中でギターがFrippっぽくて、そこで笑いを誘うと。今後無くなるレパートリーだと思ってるんだけど。 もも:笑いを誘うのか。 Shibu:ここでCelloとかやってたけど聞こえなかったね。 もも:ライブを聴いてるときにさ、四人囃子っぽいなぁって思って。スウェーデンに「四畳半的」という言葉があるかどうか知らんけど、そういう感じ。 Shibu:Anekdotenは結構売れてるんじゃないの?市場的には日本が一番でしょ。本人達が一番ビックリしてるんじゃない、こんなに売れて良いのかな、て・・・でもアメリカじゃ当たらないな。 もも:そっかー。アメリカはIluvatarとかPar Lindhとか。(Anekdotenは)暗いからダメか。でも東海岸って天気悪いじゃない。伊藤政則的な語り口でいうと東海岸では受けそうだけど(笑)。鬱々として。 |
3.From
Within (From Within) |
Shibu:この曲はカッコイイですよ。やるじゃん。正直言ってAnekdotenて2枚ぐらいアルバムを出したらネタ切れかなと思ってたんだけど。 |
4.Hole (From Within) |
もも:なんでこう、みんな暗いんだろう? Shibu:暗いよね。 もも:寂しくなってくるよね。雨の日に聴いたりするとさ。あんまり暗くてトリップできちゃう。(「From Within」の)ジャケットも真っ黒。Black Metalみたい。 Shibu:Black Metalでしょう。 もも:ある意味Black Metalか。 Shibu:Black Metal。生半可なBlackシンフォより暗黒だよね。 |
5.Nucleus (Nucleus) |
Shibu:ん〜いいね。これは交互のVo.だよね。 もも:NicklasとJanさんとね。 Shibu:良い曲だと思いますよ。 もも:Crimsonの印象的なことを拡大鏡で覗いて、引き延ばしたような感じ。 Shibu:ライブではベースがイイ感じでした。ブイブイきていいです。ちょっとMagma好きでしょって もも:でもJanさんはMagma好きなのかな。 Shibu:嫌いじゃないんじゃない? もも:嫌いじゃないけど、Peterさんほど押し出してない。 Shibu:キャラクターグッズまでは身につけないの。 Shibu:(1番のサビが終わって)この辺でテクニカルなバンドは色んなことやりたがるんだよ。でもやれないから。 もも:控えめなところが良い。(笑) Shibu:下手じゃないけど、巧くもない、ということを分かっているんだね。 もも:暗い・・・切ないね。 Shibu:この"Fire"という歌詞を弱めに言うところがタマラナイね。 もも:切なくなっちゃうよ。 Shibu:この後にJanさんが「元気出せ!」って叫ぶんだよ。 もも:カツ入れるために。(笑)プログレ禅問答。 Shibu:来日公演の時は、Nicklasが弱々しいことは指が震えてたんで分かったんだけど、今回は開放的に弾いてたね。来日の演奏より良かったと思いますよ。 もも:落ち着いててね。位置的にも妥当だよね。トリから2番目と。 Shibu:まぁ、妥当だね。 もも:ということは、(人気が)Iluvatarより上なんじゃないか? Shibu:そうだろうね。Iluvatarが譲ったんじゃないの?「オレらレベルがもっと低いから」って。(笑) もも:わかってるんだ(笑) |
6.Groundbound (From Within) |
もも:イントロが筋少の"ノゾミ・カナエ・タマエ"に似てる。 この似たような構成の楽曲の中でも、バリエーションが増えてきたのが凄いかなと。 Shibu:オレ曲の区別付くもん。 もも:(G.ソロのチョーキング)頑張ってるね。なんでこんなに暗いんだ・・・チョーキングでここまで聴かせるとは凄いね。 Shibu:しつこいよね。まぁ、サイケデリックだから。 |
7.Slow
Fire (From Within) |
Shibu:これはCelloはいったっけ? もも:NicklasのVo.が弱々しく入るのは覚えてる。このバンドはわりとリズム隊しっかりしてるよね。 Shibu:巧くないけど、ちゃんとテンポをキープしてるし。 もも:乱れるとこないよね。 Shibu:んー。いいね。次のアルバム楽しみでしょうがないね。NEARfestのライブなんか出そうだね。 |
8.Book
Of Hours (Nucleus) |
もも:この鬱々とした空気は梅雨に合いますね。 Shibu:これライブのが好き!ギターの「ピヨ〜ン、ピヨ〜ン」って頭狂いそうなフレーズがずーっとね。 もも:(泣く) Shibu:これはライブで映える曲だと思う。大賛成。 もも:寂しくなっちゃう。でもあまり「泣かせよう」て暗さじゃないよね。 Shibu:「泣いてもらおう」じゃなくて「ま、同調してくれるなら、一緒にしんみりしましょうか」って感じだよね。押しつけがましくないところが良い。Par Lindhは押しつけがましいね。 もも:Par Lindhは泣きのメロディーはないんじゃない。大仰だけど。
Shibu:そう!だから、アシッド系だと思うよ。単純なフレーズを巧いこと組み合わせて、しんみりと暗く、ジワジワと もも:ジワジワと盛り上げる。 Shibu:(中間部)この辺Dr.頑張ってるね。 もも:新譜はわりとスネアのロールとか入るね。スネアの使い方が変わったなと思った。 Shibu:やっぱりレコードばっかり聴いてると、ろくなことがないと。Landberkのようにアルバムも出せないと。 もも:それはいかん!と。オレは許さん、とJanさんが一喝。髪も剃ってやり直すと。それは違うか(笑)。 Shibu:誇大妄想に入ってる(笑)。 もも:凄いな、この曲。 Shibu:これはライブイイ感じでっせ。 もも:なんて弱いギター(泣) |
9.Karelia (Vemod) |
Shibu:これ記憶無いんだよな〜。記憶ある? もも:イントロのキーボードはカットしてた気がする。 Shibu:(日本公演で)ここでNicklasの指が震えてたんだって、記憶があるんだけど もも:寝てたんじゃないの? Shibu:代表曲と言えば代表曲だね。でもオレはもうやらなくて良いと思う曲だね。 |
10.Wheel (Vemod) |
Shibu:ライブはイイ感じでしたね、圧倒的に暗くて。キーボードの洪水。絶望一直線、て感じで。やっぱりスウェーデンって土地柄ぬくもりのある暖かい曲と暗ーい曲とあって。(Anekdotenは)ぬくもりがある曲だね。 もも:朴訥だよ。冷徹な曲って無いよ。 Shibu:冷徹じゃないよね。暗いんだけど。 もも:機械のような曲って無いじゃん。 |
11.Somewhere
Down There (?) |
Shibu:新曲?聴いたことあるような気がするんだけどな。 もも:総評:Anekdotenはよかったと。 Shibu:よかったです。 |
(*1)Nicklasは今時のイギリスのギターバンドなんかが好き:
Nicklasがイギリスのギターバンドが好きかどうかは当てずっぽうで、プログレ以外はBlack SabbathやJudas Priestなども聴くようです。もっと補足しておくと、曲作りはNicklasのアイデアを核に行うらしいです。済まん、君をなめていたよ。おまけの写真はこちら
(*2)deathOrgan。まーSpiritual Beggarsでキーボーディストが来日してました:
Anna Sofiさんの彼氏がdeathOrganのキーボーディストWibarjだという話。2年くらい前に聞きましたので、今でもそうかは分かりません。