N.EX.T
韓国のProgressive Hard Rockの雄N.EX.T
N・EX・T(New EXperiment Team) |
☆Home (SKC DYCD-2014) (1st) ☆The Return of Next Part 1 - The Being (SKC DYCD-1027) (2nd) ☆The Return of Next Part 1 - The Being Live Concert Chapter 1,2 (SKC DYCD-1047/1048) ☆The Return of Next Part 2 - World (SKC DYCD-1052) (3rd) 特に2ndは圧倒的作品。メンバーもしっかりしているが、周りのスタッフの力の入れようも結構凄いものがある。個人的には1stはアルフィーの出来損ないみたいなのでお薦めしないが、2ndだけでも抑えるべき。Live盤はキャーキャーと黄色い声援で地元では完全にアイドルであることが分かる。ジャニーズ系プログレ・メタルと命名しておこう。ギャルの群れに混じって一度Live見たかったが、4thをリリース後、既に解散。「The Return of Next Part 2 - World」のブックレットの凝り様は日本のビジュアル系顔負け。どうやらお話仕立てになっているようだ。(ここをクリック) |
![]() The Return of Next Part 2 - World (実際は半分に折る特殊ジャケ) |
☆Here, I Stand for You (SKC DYCD-2014)
(1st) '97 '97のWinter Universiadeのエンディング音楽を収録したシングル。Original Version, Silhouette Version, Instrumental Versionと"Arirang"のWinter Universiade VersionとInstrumental Version。"Here, I Stand for You"は簡単に言ってしまうとバラード調の展開から日本人にとっては例のX-Japanの企画と近い物を想像できると思うが、N.EX.Tはアルト・サックスやTomoda Kaiaki交響楽団のストリングスの効果的アレンジが冴えまくり感動的な名曲に仕上がっている。 |
![]() Here, I Stand for You |
☆N.EX.T IV - Lazenca - A Space Rock Opera (Dae Young A.V.
DYcd-1090) (4th) '97
Chris TsangaridesがLondonのMetropolis Studioにてミックスを担当。Shin
HaeChulはCromと名乗り始めている。"惑星"で始まるゴージャスなHR。"Myon HunNal
OnJenGa(読み方自信なし)"と"A Poem of Stars"のバラードはアイドルOKのお姉さまにもお勧め。2ndとともに必聴。
☆The Return of N.EX.T Part III
- GaeHanMinGuk (Sony Music CLK 9211) (5th) '04 Shin HaeCheolのプロジェクトN.EX.T、7年ぶりの渾身の復活作であり、かつ強烈なインパクトを放つブックレット入り2枚組傑作!GaeHanMinGukとは大韓民国を犬韓民国と皮肉ったタイトルでメッセージ色が強い「Rock」な作品である。 CD 1(The Book of War)はN.EX.Tにかつてのアイドル的なノリの印象を持っている人にはショッキングであろう。冒頭の"序曲:現世地獄"の不気味でチベット仏教のお経のような重唱で一瞬にして空気が変わり緊張感が増してくるのが分かる。この後もダークな色合いが続き、Ministry風の"Anarchy in The Net"、オリエンタルなムードが交錯するハードコア"Dear America"など凄すぎる展開が満載だ。 一方CD 2(The Diary of a Soldier)は従来のN.EX.Tの雰囲気が垣間見られるゴージャスでドラマティックな曲が配置されておりファンの心をしっかり掴んでいるのも嬉しい。X-Japanのバックでサザンの桑田佳祐が歌っているかのような(笑)1曲だけでお腹いっぱいの超シンフォニックな曲"Satan's 新婦 (Full Bet Mix)"はマニア感動必至だ!"Growing Up"、"Laura"はまるでインドネシアのDewaのようなPopさがたまらない。"Satan's 新婦 (Royal Albert Mix)"の優雅なシンフォニック・ワールドも実に彼ららしい。"HiMuwl Ne"はまるで桑田佳祐がN.EX.Tをバックに歌っているようだ。(^^; お遊び&バカンス風な感じで始まる"South Pacific"は後半突然暗転し、"Dear America"のリフレインを感じながら襲いかかる意外性を持った曲でアルバムは締めくくる。 何度かきいてみると大韓民国を皮肉ってはいるが、それと同時に韓国語にこだわった歌詞などに韓国人としての誇りを感じる。彼らにはこれからもBig in Koreaであり続けて欲しいと思う。 なお、Jeong Cheol氏のご厚意によりメンバー全員の直筆サイン入り盤を入手することができた。感謝! |
![]() |
N.EX.T
http://contents.innolife.net/lista.php?ac_id=13&ai_id=5522
Shin HaeChul |
☆MooHanGueDo (無限軌道) / same (Han
Kook Record HC-200434) '89 Shin HaeChulが最初結成した6人編成のBand。ジャケットも凄いが内容もなかなかの作品であった。確かにKorean Pops(日本で言うとジャニーズ系か?(^^;)だが既に構築された作風が見え隠れしていた。Shin HaeChulのバラードでの歌のうまさはこの頃から突出しており、ファッションもその後彼が韓国音楽界を背負っていくような感じで一人際だっているような気が。なお、メンバーのバイオに生年月日の他に出身学校も掲載されているのが韓国らしい。 |
![]() |
☆Wittgenstein featuring Shin
HaeChul (EMI Music Korea EKLD-0055) '00 Crom, Devin, Hyung Binの3人によるプロジェクト。この作品は一人の男の人生についてのコンセプト作らしい。"Theatre Wittgenstein Part 1"はいきなりのアイドル乗りのカントリー・ロックで愕然とするが、"Friends"のドラマティックな展開はハッとする。"SuKoSwi MoRak Part 1"のアダルトな曲が妖しく、また、"SuKoSwi MoRak Part 2"は民族音楽的なノリにモダンなシーケンサが絡み面白いアレンジである。最後に収録されている"Dear My Girlfriend"で胸キュンになる少女は多いに違いない。(^^; 但しこの作品は全編に渡って結構ハチャメチャな展開をするため好みが分かれるかも知れない。 |
![]() |
![]() |
☆Novasonic / 二 (Z-RAM ZHC-0004) やっとNovasonicをGet!しかも¥840。(^^; この2ndは正に究極のミクスチャーRockと言って良いだろう。韓国伝統音楽、ファンク、Rap/Hip Hop/House、Loud Rock、Symphonic/Prog./Power/Thrash Metal、そして演歌/歌謡曲が絶妙に混じってしまった音を貴方は想像できるか?しかも無駄なくらいに音が良く演奏も達者で目眩すること請け合いだ。悔しいが凄くかっこいいのだ。(^^; まったく次の展開が読めない。「もうなんだか....。」と体力を奪われて脱力すること必至。ふざけているのかと一瞬思ったが、これは真剣勝負の真面目な音。5曲目の"ChiTongPyol SaJunGiWangI ChumSaWi"はSymphonic/Thrash Metalにオーケストラ・アレンジ(チャイコフスキーの"The Nutcracker")が被さった上でRapのVo.が入って大変な内容。私は英語よりも韓国語の方がRapに合っているのではないかと思ってしまった。おまけに"Slam"はBugglesの"Video Killed The Radio Star"をサンプリングとして思いもよらない展開に持っていく掟破り戦法で私は完敗した。(^^; 韓国でなければ決して出てこないであろう音で大傑作と断言したい。ジャケットも特殊仕様で凝っている上に内ジャケはレッチリとMadonnaの完全パクリ写真があって抱腹絶倒。 |
![]() |