9月16日
TLG公演です。


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ただいま準備中


 昨日は見学できなかったのでどんな仕上がり具合か分からない。それもまた楽しみ。

 友人の渡英壮行会で夜中の2時まで盛り上がり、前日は殆ど寝ていなかった。湿度が高い今日は食欲もでない。カップルに囲まれつつ、フラフラしながら台場に到着。Aqua Cityのフードコーナーで中華粥を食べて栄養補給をして、3時頃のTLGの搬入口から入場した。うーん、エセ業界人気分。しかし慣れないので道に迷う。何とかバックステージまでたどり着き、会場に入るとセッティングはすでに終わったようで、楽器別のサウンドチェックを始めるところだった。

 前回のMANDALA-2と違い、TLGでは勝手に写真を撮ってはいけない。TLGマネージャー(?)のHさんからPRESSバッヂを頂いて一安心。ますますエセ業界人気分が盛り上がる。にゃはは。
 途中、買い物を頼まれてAqua City、Decks、フジテレビのビルを駆け回る。雑貨屋は溢れるほどあるのに普通の文房具店ってないんだね。お店の人は至急、領収書とか買わなければいけなくなったときはどうしてるんだろう??コンビニで用事のブツをようやく発見し、またフラフラになってTLGに戻る。本番中に寝てしまったらどうしよう(^_^;)。時間はリハーサルが終わる予定の4時を過ぎているのに、ようやく曲単位のチェックが始まったところ。楽器が多いから時間もかかるんだろうな。もう一度搬入口に寄ってゲストカードを返却してからTLG前に客として並ぶことにする。

 ところでTLGの横にはYellow Submarineのアトラクションがある。いつも入りたいなぁと眺めつつ、まだ未体験。入った方居ます?


5時を過ぎても開場せず。予想通りリハーサルが押しているようだ。整理番号順に並んでいると見る顔、見る顔、知ってる顔。中には遠方から見に来てくれた人も居て嬉しい限り。Stewart&Gaskinに続いて3日続けてTLGに通った大変な人もいた。最近侮れない興業をするTLG。カンタベリープライスって・・・(^_^;)。
 5時半少し前にようやく開場した。

 私と旦那のShibu、コア青年舞首さんと最前列の右寄りの選択。Hollmer氏がよく見える位置だが、気になるのはキーボード前に置かれている高椅子。ソロ演奏時にHollmer氏が使うものだけど、ちょっと邪魔(生意気)。後ろに引っ込んだときの写真はちゃんと撮れるかしらん。開演までに時間がたっぷりあるので食事を注文。パスタやらミートボールやらとアクアビット。Farmars Marketの時にもアクアビットを頼んで、味を占めた。蒸留酒ってあまり飲めないんだけど、ソーダ割りなら平気・・・かな?

(左)お奨めメニューでございます
Cecilias Kyckling(セシリア風チキン醤油のマリネ)
Kryddiga Köttbullar(スウェーデン風スパイシーミートボール)
生命の水・Aquavit(O.P.Anderson 40°)
サインはコピーでございます。


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 開演予定を過ぎた7時15分頃、Hollmer氏が舞台の左側をウロウロしている。舞台に上がってきて「Hello」と挨拶したにも関わらず、サンプリングかなにかのチェックをし始めた(しかも結構長かった)。終わってバックステージに引っ込むのかと思えば、客から丸見えの舞台袖でアコーディオンを装着し、スタッフと何か話し始めた。(^_^;)???なんでバックステージに引っ込まないのだろうと観客の頭上に「?」マークが浮かんでいる中、突然Hollmer氏が演奏を始め、スポットライトを浴びつつ"Väntar På Pelle"で和やかに登場。そういうことだったのか。

 最初の3曲は完全Solo演奏。完全裸足の「ペタペタ」という足踏みがかわいい。前回も演奏された"Dron"の荘厳な響きは何度聴いても引き込まれてしまう。私はこの曲の演奏をするHollmer氏の姿が一番好きだ。アコーディオンと語り合っているような、神秘的な感じがする。"Amblen(I)"も「Utsikter」収録。ペール・ギュント(Peer Gynt)/グリーグ(Edward Grieg)の「朝」を彷彿させるような爽やかな曲。アコーディオンの音の響きをとても豊かに感じさせてくれる楽曲だ。






 MCを挟んで大熊(cl.etc)、向島(Vln.etc)がHollmer氏に呼ばれて登場した。"Simfågeldans"では向島はヴァイオリンをピックでウクレレのように演奏した。そういう弾き方もあるんだなぁ。私の位置からは対角線上にいる大熊の音が聞きづらいが、これは仕方がない。

 "Höstvisa"で坂本(Cello)が登場。本日数少ないヴォーカル曲。坂本は普通にチェロを弾かず、張っていない弦を指でこすったり(形容が難しい)、ボディにいろんなものをこすりつけたり叩いたり、特異なチェロの扱い方を披露してくれた。
 "Utflykt M.Damcykel"では大熊のソロが光っていた。自分のメモには「ゆり子さんピアニカすてき〜」って書いてあったけど、なにがあったんだろ、覚えてない(笑)。

 次、"Sväng Bättre"が高速トラッドナンバー。13日に向島が「ピアニカ+ベル」を挑戦していたのはこの曲。たださえ速いのにベルも振るというのはいかにも大変そう。しかし向島たっての希望だったという。チャレンジャーだ(笑)。Hollmer氏が自分のペースで突っ走ってしまい結構危うかった。「Sorry !」って言ってたけどねー、ご愛敬かな(^_^;)。
 続いて吉田(dr.per.)が登場。"Portaletyde"をサクサク調理。蹴られるチェロはよく見るとボロボロだった

 "Växeltango"で清水(key.)と伏見(g.)も登場し、今日の出演者全員が揃った。最初はゆったりしたテンポでヴァイオリン、ギター、アコーディオンの哀愁メロディーをしっとり聞かせ、中盤から一転、細かいドラムの刻みに乗せてハイスピードに曲が進んでいく。タンゴというよりジャズロック。しかし今日のクライマックスが早くも来てしまった圧巻の演奏。この一体感はすごい!!

 ここで第一部が終わったのだが、向島がサウンドボードの人間に「ヴァイオリンから(シールドを)抜きます」と指示を出すも向こうにはきこえてないようで、一人だけ舞台に残されてしまう。ま、前の曲のテンションとの落差が(笑)。


大熊、Hollmer、清水、伏見蛍(g. Mandolin)


09/16
Lars Hollmer:

(第一部)
1. Väntar På Pelle
2. Dron
3. Amblen(I)
4. Simfågeldans
5. Höstvisa
6. Utflykt M.Damcykel
7. Sväng Bättre
8. Portaletyde
9. Växeltango



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