9月12日
オフの日

●●●
 今日一日はHollmer氏の旧知の友人でもあるインフィニット・レコードのNさん宅で開かれるホームパーティーに潜入。こんな所までお邪魔していいのかしら(^_^;)?

 渋谷のハチ公前でHollmer氏とNさんと待ち合わせ。ハチ公と並んだHollmerさんをぜひ写真に納めたかったが、逆光のため良い写真が撮れず、無念。渋谷から地下鉄に乗ってNさん宅へ向かった。

 電車の中ではまずアメリカの同時多発テロ事件の話になった。昨日ウェルカムパーティーをしている時に起こったので、私は朝まで知らなかったのだが、まったくひどい事件だ・・・。Hollmer氏も2次会のスナックでこの事件を知ったらしく、酔いがすっかり醒めてしまったとのこと。そして、そのスナックでは日本の珍味をいろいろ食べさせられたという話。くさや、塩辛、納豆。どれも強烈ですね(^_^;)。

 パリの地下鉄でHollmer氏が目撃した話。パリの地下鉄は線路から電気を取っているらしい。線路に向かって小便をした人が感電してしまったという。アホですな。

 電車に揺られ30分くらいで下車。駅を出てから迎えの車を待っている短い時間でも、吸えるときはすかさずパイプを味わうHollmer氏。パイプに直接タバコの葉をつめて火をつける。「タールは入っているのか?」と聞くとかなりは入っているとのこと。(もしかしたらニコチンと勘違いしたかも)「パイプに火をいれてから2回は口の中で煙を留めて香りを楽しみ、その後はあまり深く吸い込まないで味わう」のがよろしいとのこと。紙煙草はならべく吸いたくないらしい。

 Nさんのお父さんの駅まで迎えにやってきた。自動車で数分ほど走ったところで家に到着。


シソ初挑戦。箸を自ら所望。練習しているそうです
 お宅にお邪魔するとすでに山盛りの料理が用意されていた。わーい!ビールで乾杯して宴は始まった。「スコール(乾杯!)」

 Hollmer氏、いろんな料理に挑戦!
・オクラ---Strange Taste
・天ぷら---サクサクして美味しいとのこと。意外にもシソ(beefsteak plant)がお気に入り。エノキをのりで巻いた天ぷらを珍しそうに食べていた。
・枝豆---苦手。
・貝割れ大根---×
・焼き松茸---Mild Taste
・麩---No Taste
・ちらし寿司---Mild Taste 酸っぱいのは平気か?
・カボチャの煮付け---Good!
・茄子の漬け物---茄子の青い色がとても珍しげ。Fruit?と聞いていた。
(全部美味しかったです。私、焼き松茸を初めて食べました(笑))

●●●


Hollmerさんのお土産。お酒のミニボトル、
チーズ、スウェーデンのパン


薄くてパリパリしたパン。これにバターとチーズを
乗せて食べると美味しいのです
 飲んでいるうちに、お酒好きのHollmer氏とNさんのお父さんのワイン談義が始まる。そのうんちく。

・ワインを飲んだ後には絶対ビールを飲まない!
・赤ワインはスペイン(大地の恵みを味わえるとか何とか)、白ワインはドイツ・フランクフルトあたりのワインがよろしい。

 Hollmer氏がおみやげに持ってきたスウェーデンのミニボトルのお酒や日本酒も色々味わう。

・Vinga(Akvavit)---飲んでません
・Piratens Besk(Maltort)---ハーブをつけ込んだお酒。イモの青臭い香り?すんげー強いです。
・Branno(Johanne sort)---赤いお酒。飲んでません。
・Gubben(Bitter)---「Old Man」の意。噛むように味わえとの指示つき。ウンダーベルグそっくり!麦茶で割って飲んだら美味しかった。
・Kallsupen(Akvavit)---飲んでません
・Sand Hamn---スカーっとして強い。飲めません(^_^;)。お父さんは「ヘアトニックみたいだなー」と言ってました。


●●●
 Hollmer氏がお父さんに「ヨーロッパに来たことはあるか?」と尋ねると、ドイツやロシアなど数カ所に行ったことがあるという。「ロシアのサンクトペテルブルグはとても美しいところだ」という話が始まる。Hollmer氏は2回ほど演奏で行ったことがあるらしい。アルコール中毒の親と引き離された子供がホームレスになっていたり、若い女性が父親を持たないまま妊娠していたり、地面を見ればとても暗い世界なのに、上を見上げればキラキラとした教会が見える。富の格差がとても大きいことが印象的だったとのこと。Hollmer氏は子供が大好きなので、それはとても心が痛むことであったろう。

 デザートにお母さんがりんごをむいてくれた。リンゴを食べるとHollmer氏はおじいさんを思い出すという。ヴァイオリニストだったおじいさん、なんとリンゴを喉に詰まらせて死んだらしい(○_○;)。日本だとお餅だよね。
 その後は家族やら結婚の話になる。あまりに個人的な話なのでカットさせていただく。

「親からもらったスピリットを自分が受け継ぎ、子供にまた受け継いでいく。樹木の枝のようにそれはどんどん広がっていくんだ。それはとても重要なことだ。」

 10時をまわったところでおいとました。Hollmer氏はお母さんからもらった漆塗りのペアのお猪口とお盆、箸がいたく気に入った様子。食事もとても美味しかった(^_^)。


日本の住宅でほたる族を体験(笑)
●●●


 紙煙草をまずそうに吸うHollmerさん。
完全にニコチン中毒
 Hollmer氏の愛娘、Rindaさんの、東洋人を描いたイラストをいくつか見せてもらったので「日本の昔の絵を見て貰おう」と思い、源氏物語の絵巻が載っている雑誌をHollmer氏に見せてみた。

まろ 平安時代の美人顔・下ぶくれ、引き目の顔はものすごくおかしかったらしく、ページをめくるたびにバカ受けしている。左の画像の男性に特にうけていた。Nさんが「これはラヴストーリーだ」と説明すると、男性ばかり描かれたページを見て「彼らはホモセクシャルなのか?」というツッコミ。その後は仏像を見ても、昔の染め物を再現している現場の写真を見ても「ホモセクシャルだ」と、悪ふざけが止まらない。ファンやめよーかな(^_^;)。

 染色や布地の写真には真面目な反応をして「Beautiful Clothes」と言ってくれたが、絵に関しては笑いの対象にしかならなかった様子。

 明日からリハーサルが始まります。



[previous] [next]