☆VOIVON (magie noire 別冊 1990年刊)
多分もう入手不可能だと思われ もも、思い出の一冊シリーズ(つ、続くんですか?) もう10年以上前の本なんですね(汗)。同人サークルmagie noireが発行した渾身のVoiVodオンリー本。コレがなければ、私はVoi Vodページを書くことは出来なかったでしょう。ぼいたにか笑事典付き。 日本の少年少女がヘヴィーメタルという音楽に触れる際、避けて通ることが出来ないのがBurrn!誌です。しかしこのサークルに出会って「B!誌の情報に頼ってばかりでは、面白い音楽に会えるとは限らない」と知りました。B!誌が悪い訳じゃないですが、B!誌編集部の趣味と情報が私の嗜好とズレ始めていたので、同人誌やファンジンに流れていったのは当然だったのかもしれません。 当時としてはまだメジャーではなかったバンド(Sepultura, Pantera, Soundgarden , Candlemass , Sacred Riech etc...)を漫画で取り上げていたサークルで、なんといってもVoi Vodをメインに持ってきていたのが特徴的。私は、MetallicaやMegadethをちゃんと聴く前の段階でMagie noire #1にてカナダの奇天烈バンドVoi Vodを知り、スラッシュメタルにハマりました。その後遺症を今でも引きずっている気がします(^_^;)。音楽のみならず、私の絵はぼいびーさんの影響が強いです。 個人的にもお世話になったことがあるJR智子さんとぼいびー瞳さんのO姉妹、今何してるんだろうとGoogleで検索をしたら、発見してしまいました。相変わらずナイスな文章を書かれております。 Fake Purple(ビスクドールとか、とにかく人形のHPです) |
☆The Encyclopedia
of Swedish Hard Rock and Heavy Metal Volume II
(Premium Publishing : ISBN 91-89136-13-6)
とうとう出たSwedish HR/HM集成第2弾!'96からSwedish
HR/HMはますます人脈が混沌化する中、Vol.2は永久にリリースできないのではないかと一部のマニアが心配する中?よくぞここまで!といった内容で本当に出てしまった。はっきりいって快挙。Janne
Starkのライフ・ワークの血と汗と涙の結晶である。彼の出版に寄せての解説が涙を誘うので一部紹介する。 「『もうこの辺でやめよう!』と言わなければならないポイントは必ず来る。私の場合も、フラストレーションが爆発し、半分絶望的に『やめよう』と泣きがはいることとなった。私と出版社は、まず発売日を設定し、そこから逆算して最終の締め切り日を設けた。私は、前作が印刷されると同時に、次の本の出版に向けて資料の収集を始めた。(中略)ファンが貪欲で『全て』を望むことは判っていても、いつかは作業をストップさせなければならない。」 ・・・・まさに名言の数々。こういう人がいる限りHR/HMシーンは安泰である。 今回Janneはレイアウトも手がけたらしく、Black Metalの紹介の項のバックは真っ黒というのが笑えた。(^^; あと、この本のポイントは前作でもそうであったが、わざとショボイジャケット&しょぼいフォト&レア度の高い作品を写真で厳選しているところであろうか。(^^; しかし何と言っても特筆するべきところは人脈である。本当にこの本がなければ判らないことが多い。Black Metalの連中は他のBandでは別名だったりするのがザラなので。本を見ながら自分のライブラリを見て狂喜乱舞するマニアの姿が目に浮かぶ。私だってそうだ。Black Metalのメンバーの他のバンドの素顔写真のフォトを確認し、髪&骨格が似ているから間違いないだろう!....と秋の夜長を楽しく過ごせること請け合いだ。正にSwedish HR/HMの聖書である。 きっとOverdriveやLocomotive Breathのバンドのメンバーの方が相当楽だったのに違いないが、何故に彼はこの棘の道を歩んでいったのか....単に好きなんだろうね。(^^; なお、Vol.1で紹介されていたBandで特に変更のないものは今回掲載されていないので、必然的にVol.1も手放せない。個人的にはこれで良いと思う。また、この本にはまたもやBonus CDが付いており、Swedish HR/HMマニアが卒倒するマテリアルが収録。借金してでも入手せよ。 詳細は下記: http://www.algonet.se/~stark |
☆「自殺志願」岸田恋 (講談社コミックスP420) もも、思い出の一冊。 高校生か専門に通っていた頃「ホラーハウス」(ちょっとうろ覚え)というホラー漫画雑誌に、「ハートビートシリーズ」という名で描かれた4作の読み切りを集めたもの。モデルになっているロックバンドに非常に忠実なキャラ作りは、一種の同人誌ノリ感じます。しかしこの人、絵も話もしっかりしているので特にロックを聴かない人でも楽しめたんじゃないかなぁ。タイトルの作品は勿論Ozzyがモデルです。主人公のWizはOzzyとは似ても似つかない美形さんでしたけど(笑)。 同じ頃、私はコミケってところに通ってました。たまたま買った同人誌に岸田さんが参加してまして、Joe Satorianiについてペンをふるっていました。同人誌には、正直言って絵がうまくない人でも「愛さえあれば!」と勢いで作ってる本があります。(愛があるのは結構なんだけど、文章だけではいけないのかな?と思ったり<--って人のこと言えない。)件の同人誌は正にそんな感じの人もいましたから、すでにプロで活躍していた岸田さんの絵は際だっていました。いい意味で描きこまない髪の毛の描き方など、今でも憧れです(^_^)。 彼女のHP:A NOUS LA LIBERTE |
☆Si-Wan Catalog
1989〜1999
韓国のプログレ再発レーベルSi-Wanのカタログです。イタリアの作品を中心に日本で言えばKingのユーロ・コレクションのような品揃えです。既に廃盤の物もあるようですが、ユーロ基本アイテム(約300枚)が揃っているのでハングルと相俟って(^^;見応え有ります。
ちなみにこのカタログで掲載されている作品のうち私は133枚持っていましたが、これってユーロ・ファンとして普通レベルと捉えてよろしいでしょうか?(Thanx! Mr.Chul)
☆NWOBHM - by disk
union
これ、多分'93頃のものです。手作りのチラシに毛が生えたような感じで、unionでMetal CD買ったついでにもらった記憶があります。
で、久々に見てみたら、涙ぐましい努力で一生懸命ワープロ+手書き追加の苦労が読みとれる内容で、失笑一歩手前の何とも言えない良さが滲み出ていて、頑張って欲しいなぁ、今何やっているのだろうなぁNAGAHAMAさん?と思いました。
普通NWOBHMについて語るのに'55の黒人によるR&Bから書き始めるかぁ?なんか凄いです。(^^;
当時まで語られてきたHMの歴史を雑誌の記事を参考にして作ったという感じで、あの記事から持ってきているなーとか思うのが多々あるのは事実なのですが、純粋さを買いたいです。今、この手の記事読む事無くなりましたね。って今こういう記事書いても笑われるだけかな?オレ好きなんだけどもね。
あと個人的に面白かったのは「NWOBHM期のレコード会社」のロードランナー、モーソレイムの「3日でレコーディングさせ、一週間後には完成させる」という爆笑物の紹介。それと「バンド名の意味」。これ、本当に直訳なんだもん。安っぽくて良いね。正にNWOBHM的だね。
☆Dawn Breaker issue
5
00/4/21のGod DethronedのLiveの時に買いました。この辺のシーンで売られるファンジンはゴア、グラインド、ハード・コア等々ぐしゃぐしゃで知らないバンドが殆ど占めているかと期待していた事もありますが(笑)、意外にまとも?な構成で初めは拍子抜けしました。しかし、よくよく読んでみると丁寧なレビューやインタビューなど至れり尽くせりの内容であることが分かりました。特にファンジンならではのインタビュー記事は楽しませていただきました。「1999
Best Extreme Metal Album Selection」はエクストリームというよりも、まっとうなアルバムが多くランクインしているように思いました。
ちなみに「ブラック・メタル基本中の基本25枚」のうち、私はその中で現在19枚しか所有していませんでした。2〜3枚は人にあげちゃったり売っちゃったりした記憶があります。ブラック・メタラー失格です。(^^;;;