今週の0点

☆Impaled Nazarene/Beherit
           / Day of Darkness Festifall (6663-1) '94 Finland


Finland最強タッグ

おしくらまんじゅう

 Impaled NazareneとBeheritのSplit Live LP盤。これはレアだぞ。誰も欲しがらないと思うが。(^^;
まず、ジャケットがヤバイ。裏ジャケもヤバイ。そんなジャケットでありながらも律儀に漢字にて受取人「バップ営業部」と記述されているのだ。よってこれはプロモ盤と言って良いだろう。しかし1994年でありながら1991年のLiveを送りつけて果たしてプロモーションになったのであろうか?逆効果のような気がしてならない。今から思うとそのバップの人が処分に困ってショップへ横流しした物ではないかと勘ぐってしまう。

よろしくおねがいします

 で、まずA面は奇跡の来日果たしたことで記憶が新しいImpaled Nazarene。来日公演は完全にイキっぱなしのLiveであった。この音源は'91/8/23の地元FinlandでのLive。10年前の貴重な音源。現在Nuclear Metalと言われているが、当時の音源をきくと軟体動物的サウンドである。1st辺りのVoiVodかVenom。客が少ないのが手に分かるような状況下でハウリングなんのその、のたうちまくる壮絶な演奏が繰り広げられている。エコーし捲りのFinland語MCが妙に新鮮である。彼らこれで10年以上やっているので筋金入りである。

 B面は泣く子も黙るFinland Black Metal God、Beherit。Black Metal黎明期に2ndを耳にしたときはある意味で衝撃は大きかった。冷たく呟き系のゲボゲボVo.で怖くて最後まできけず
結局他の人に上げちゃった。今週の0点ネタとして保存していれば良かったなぁ。このLiveもある意味壮絶で全編に渡ってのたり捲る演奏下、吐き散らしVo.の相乗効果で演奏タイミングが合っているとかズレているとかそう言った次元を超えたところに存在するようなサウンドである。はっきり言って耳が腐る以前に麻痺してしまう。これって、脳内麻薬が苦痛を緩和していると言うことでしょうか。


僕、燃えてます
メジャーデビューに向けて、火吹きの練習にも気合いが入るBeherit(裏ジャケより)