Saviour Machine
アメリカらしからぬBand。しかも燦々と太陽が輝くカリフォルニア出身らしい。欧州では絶大なる支持を得ていると言われているが、ここ極東の日本は無風状態。
メンバーはEric Clayton (Vo.)、Jeff G. Clayton (Guitar)(Vo.と兄弟?)、Dean Forsyth (Bass)、Chris Fee (Ds.)でスタートしたらしい。
しかし当初Ds.は安定せず、1stではSamuel West、2ndからはJayson Heartとなっている。2ndからはPiano奏者Nathan van Halaが加わりサウンドの完成度が格段に向上。3rdで更にBassのDean Forsythが脱退。First DemoでExecutive ProducersとしてクレジットされていたCharles Cooperに交替。
彼らはクリスチャン・バンドだが、とにかくまず目を惹くのがVo.Eric Claytonである。白塗りで額の中心にべったりとトルコ石が埋め込まれている。(^^; しかし、歌っていても語りに近い唱法で悲壮感があるが力強いくインパクトがあり、大批判を恐れずに言えばHeavy Metal界のPeter Hammillと勝手に呼んでいる。宇宙規模の壮大さを誇るSaviour Machineをきいてみませんか?
取りあえず、スイスのLacrimosaが好きならば絶対にハマれると思います。詳細は下記:(カルトかな?(汗))
http://www.saviourmachine.com/
☆Saviour Machine (Malineum Productions 番号無し) '90 Carnival of Souls |
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☆Saviour Machine (Intense Records FLD9427) '93
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☆Saviour Machine II (Intense
Records CD 32005-2) '94 2nd。最初きいたアルバムはこれでした。理由は簡単。よく中古盤の特価品として売られていたから。(^^; しかし、私はこの作品のピアノとVo.の奇妙なマッチングに虜になってしまい、現在に至っています。この作品の見事なところは、無駄と思えるほどに長大な曲と、歌と言うよりも語りと言った方がいい、妖しくてメランコリーなVo.にあるのです。圧倒的雄大さと悲壮感が交錯する傑作に仕上がっています。"Saviour Machine I & II"の叙情性、スペーシーな"Enter The Idol"、"Child in Silence"の荘厳なドラマ性、極めつけは"Ascension of Heroes"。Peter Hammillばりの熱唱が胸を熱くします。これは名曲!
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☆Live in Deutschland (Massacre Records MASS CD 095) '96
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☆Legend Part I (Massacre Records MASS CD0117) '97
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☆Legend Part II (Massacre Records MASS CD0156) '98
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☆Behold a Pale Horse (Massacre
Records MAS CD0164) '98 "New World Order"が収録されている噂のシングル。 収録曲は以下: Behold a Pale Horse (Conceptual Mix) Behold a Pale Horse (The Ego Mix) Behold a Pale Horse (Classical Mix) New World Order |
☆Saviour Machine (Massacre Records MAS SH0199)
'99 Massacre Recordsの変形ピクチャーシングル企画盤。代表曲が収録されていると思います。しかし、"The Lamb"はモロCrimsonの宮殿していると思う。なお、同レーベル所属のAtrocityのお姉ちゃん変形ピクチャーもありました。 収録曲は以下: Behold a Pale Horse Love Never Dies Carnival of Souls The Lamb Enter The Idol |
☆Synopsis (Massacre Records MAS CD0298) '01 Best盤。代表曲が殆ど網羅されているので初めてSaviour Machineをきこうとする人にはうってつけ。なお、"Legend II:II"の後ろに隠しトラックとして「Live in Deutschland」より"Saviour Machine II"のLiveが収録されていた。 収録曲は下記の通り。
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☆Legend Part III : I (Massacre Records MAS
CD0286) '01 異端カルトバンド、久々に地上に君臨。今回も特殊ジャケット仕様。当初2000年12月にリリース予定だったが凝りまくったため2001年10月まで持ち越した。しかも2枚組の予定であったがタイトルに示すようにLegend Part IIIのVo.1と言うことでVol.2は2002年発売予定と変更になっている。なお、このアルバム、アメリカでの発売予定は10/30。アメリカのバンドであるが本国よりもヨーロッパでのリリースが先行している。(^^; 基本的な音像は相変わらずの独自路線で、特にEric ClaytonのVo.の深み、表現力は流石といったところ。本作ではDs.がVictor Deatonに交代して幾分ダイナミックさが増している。特に賛美歌のような"The Final Holocaust"から"The Locusts"に至るまでは背筋がゾクゾクする見事な展開。またしてもCD収録時間ギリギリであるが、終わって欲しくないと言う中毒性が強い作品。このコンセプト作、次回で本当に終えるのであろうか...?
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☆Live in Deutschland 2002 (Massacre Records
MAS CD0368) '03 またもやドイツでのLiveを収録した2CD。但し'95 Liveと重なっている曲は無しという徹底ぶり。インナーにはまるで小林幸子のような出で立ちのEric Claytonで壮絶である。(^^; 前作にてヘルプしていたギターのCarl John Grimmarkが正式メンバーとなり兄弟?のJeff Claytonは参加していない。Ds.もThomas Weinesjoに交代している。このLiveにはストリング・カルテットと「Legend Part I 〜 III : I」で参加しているEnsemble Cantabileのコーラス隊も参加しておりお金がかかっている。(^^; とりわけ荘厳な"War in Heaven"が素晴らしい。なお、同LiveはDVDでも発売されている。
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